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幸運な冬の日
【ファンタジー その他小説】

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幸運な冬の日-1

道で転んだら、5年くらい前に入れた右下の銀歯がとれてしまって、拾い上げてみたら、裏に「当たり」と書いてあり、歯医者さんに持って行ったら金歯を入れてくれました。

翌日、道で転んだら、10年くらい前に入れた左上の銀歯がとれてしまって、拾い上げてみたら、裏に「餅」と書いてあり、歯医者さんに持って行ったら切り餅を1パックくれました。

翌日、道で転んだら、15年くらい前に入れた右上の銀歯がとれてしまって、拾い上げてみたら、裏に「象」と書いてあり、歯医者さんに持って行きました。

花子が我が家に来ることになったのは、そういうわけなのです。

翌日、道で転んだら、子供のころに入れた左下の銀歯がとれてしまって、拾い上げてみたら、裏に「真実の愛」と書いてあり、歯医者さんに持って行きました。

佐智子が我が家に来ることになったのは、そういうわけなのですが、本当にそれが、書かれていたとおり、真実の愛なのかどうかは、確かめたくともなんだかよく分からないのです、私には。


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