記-31
「きみ、可愛いね」
男の左手が、彼女の乳首をころがす。
怯えた様子の体が、一瞬、ぴくんと、いい反応を見せる。
「どこから来たの?どこへ行くの?」
男の右手が、彼女の下腹部をまさぐる。
閉じ合わさった太ももが、さらに閉まる。
「ちょっと、いたずらするだけだから、ね?」
男の指が、彼女の乳首を、ほうきみたいに掃いている。
別の指は、彼女の陰部を、かたち通りに撫でまわす。
上と下、どちらが先に弱音を吐くのか、男の興味は尽きない。