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数学のセンセイ
【教師 官能小説】

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5時間目-3



「あった・・・・・」


俺はもう一度番号を確認すると
そっと弥生ちゃんの手をとってその場を離れた。

はぁ─────

思わずしゃがみこんだ。

「智樹?大丈夫?」

「俺、弥生ちゃんと会わないでこんなに頑張って勉強して
合格しなかったら、弥生ちゃんも大学も全部失うと思うとマジで怖かった」

「智樹」

「すげー嬉しい。弥生ちゃん、ありがと」

「智樹。おめでとう」

「親に連絡だけする」
「うん。二人でお祝いしよう」

俺が親に連絡している時、弥生ちゃんは姉貴に連絡していた。

本当に終わったんだ。
そんな気持ちでつかえていたものがすべて落ちて行った。


「何食べに行こうか」
「弥生ちゃん家に行きたい」
「いいけど、外に行こうと思って用意してないよ?」
「俺、作るし」
「え!高校生が自分で?今日はいいよっっ」
「弥生ちゃんより料理うまいし」
「・・・・確かに」
「それよりセックスしてぇ」
「はい?」
「セックス。ほら行くよ」

真っ赤になった弥生ちゃんの手を引いて
俺は春から母校になる大学を後にした。






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