君をマジで殺したい-6
「あーっ! 久留米てめえ、芽衣子に何してんだ!」
見ればいつの間にか久留米は、自分の唇を芽衣子のそれに重ねていた。
しかも空いた方の手で、ちゃっかり芽衣子の胸やら脇腹やら撫で回していた。
ヤバい、コイツ等このままおっ始める気か!?
「園田っ、コイツ等やめさせろ!」
俺はいかがわしい雰囲気の二人を指差しながら、園田にまくし立てた。
「だから触ったらダメって言ってるでしょ。
有野さんはあなたが死んだ日に他の男に抱かれるようなふしだらな女性、それが事実なんです。
もういいでしょ、サッサと成仏して次はこんな軽いバカそうな女性より、もっといいお相手見つけましょう」
しかし園田は冷静にそう言って、俺の手をグイグイ引っ張ってここから立ち去るように促した。
いや、違う。これは久留米が無理矢理芽衣子に迫ってるだけなんだ。
きっと芽衣子はこれ以上の展開は拒むに違いない!
だが次の瞬間、芽衣子は信じられない言葉を言って、久留米の体に腕をまわした。