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大人への階段
【ロリ 官能小説】

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アミ-2

バスタオルを渡しながらアミは言った。
「あのね、それって悪いことじゃないんだって。大人に近付くとみんなそうなるんだって。身体が成長してる証拠なんだって。学校でこの前そう習ったよ。だから、気にしなくていいんだよ。アミも気にしてないから」

僕のことを気遣うようにそう言って微笑むアミを見て、ひどく自分がみじめな気がした。
妹に気を遣わせて慰めてもらってる自分を思うとひどく情けなく感じた。
バスタオルを受け取りながらそのことをしばらく考えていたけど、アミの顔を見てると思わず僕も微笑み返したくなった。
「ごめん、アミ。アミの言う通りだ。気にしないことにするよ」
僕は自分の中のわだかまりを抑えて、力なく微笑みながらも素直に感謝の気持ちを言った。

アミの持っていたバスタオルがパサッと床に落ちた。
それを拾ってやろうと思った時、アミは彼女の身体を僕の身体にピッタリくっつけてきた。
僕は驚いて身体をビクッと震わせた。

アミは普段何気なく身体を擦り寄せてくるので、そんなに驚くことじゃない。
ただ、いつもと違うのは彼女が裸体であるということだ。
サナやジュンのことを意識しているせいか、僕と同じような背の高さの彼女の裸体は、
妹のそれというより、一人の女のそれとして感じられた。
半ば予期していたことだけど、僕の下半身はしっかりとアミの身体の感触に反応していた。
アミは硬直して何も言わない僕を変に思ったのか、不思議そうに僕の顔を見た後、下半身に目を向けた。

「ごめん…」
僕は無意識に謝っていた。
「だから、悪いことじゃないんだってば」
アミはあくまでもそう言って僕を元気付けようとしていたけど、
僕の腕にしがみついたまま、少し困ったように視線を泳がせていた。
やがてアミは何かを決心したかのように、僕の顔を真っ直ぐに見つめてきた。
「お兄ちゃん、ちょっとパソコンやろう?見せたいものがあるの」
「…パソコン?もう『新撰組』始まっちゃうぞ?」
脱衣場の天井に近い壁に掛かっているシルバーの丸型の時計の長針は、もう7:50を差していた。
8:00まであと10分しかない。
「『新撰組』はまた今度でもいいよ。どうせ録画してるんだし。明日にでも観よ。ほら、行こう」
「待ってよ。まだ何も着てないよ」
「そのままでいいから」
アミは僕の手を取ると引きずるようにして脱衣場を出て、パソコンの置いてある居間に向かった。

居間にはソファやテーブルが並び、テレビや電話も置いてある。
その居間の隅に、家族で共有して使っているパソコンが、組み上げられたラックに一台セットされている。
アミは椅子に座るとパソコンの電源を入れた。
パソコンが起ち上がり、起動画面が現れた。
裸のままパソコンをいじるアミの横で、やはり裸のまま突っ立っている自分がいる。
何となく場違いな感じがした。

アミは慣れた手つきで、自分のアカウントとパスワードを入れていた。
僕はあまりパソコンはいじらないので、流れるようにマウスとキーボードを操るアミを凄いと思った。
以前の彼女は機械の類いなんて全くいじれなかった。
テレビ番組の録画やCDをコンポでかけるのだって、僕が一緒にいなければできなかったはずだ。
アミもいつの間にか成長しているんだな…。
パソコンが完全に起ち上がる間、画面を見ながらそんなことを考えていた。

「これ…なんだけど…」
アミはためらうようにそう言うと、フォルダの一つを開いた。
写真のような画像がいくつか並んでいて、アミはスライドショーをクリックした。
突然、画面いっぱいに画像が拡大されて、それが数秒ごとに更新されていった。
裸の男女、セックスしている男女、肉棒を舐めている女、口の中に精液を貯めている女、肉穴から精液を垂れ流している女…。
そんな過激な画像が次々と現れた。

「アミ…」
僕はアミの名前を読んだけど、その後の言葉が続かなかった。
僕の勃起した肉棒を見ていたアミは、興奮しているのか、頬が赤く上気していた。
「アミもお兄ちゃんと同じだよ。エッチなことに興味があって…。アミの身体も成長しているみたい…。見て、アミの胸、こんなに勃っちゃってる…」
座っているアミの顔から身体に視線を移すと、確かにその小さな膨らみの上に付いているピンク色の突起が大きくなっていた。
「ね、同じでしょ?」
アミは目を潤ませて立ち上がった。

その瞬間、僕の頭の中ははじけた。
僕はアミの身体を抱きしめ、そのままソファまで引きずっていって勢いよく押し倒した。
アミの身体に覆いかぶさる形になり、倒れた衝撃で正気に返った僕は、ハッとして彼女の顔を見た。
潤んだ大きな目から今にも涙がこぼれそうだった。
「アミ…。ごめん、僕は…」
そこまで言った時、アミは突然、僕の両頬を両掌で包むように添えた。
「お兄ちゃん…。キス…して…」
か細い頼りなげな声で、アミはそう言った。
突然のことで僕はどうしていいかわからず、うろたえながらアミを見た。

アミは目をつむると、そのまま口を押し当ててきた。
唇に広がるアミの唇の柔らかい感触。
唾液で湿って一瞬冷たい感覚が走ったかと思うと、すぐに温かい、心地よい感覚が広がっていった。
僕は動くことをやめ、目を閉じてその心地よさに身を任せた。
やがて唇が離れて冷たい感覚が戻ってくると、閉じていた目をゆっくりと開いた。
「お兄ちゃん…」
かすれるような小さな声でアミは僕を呼んだ。
「いいよ、お兄ちゃん…。アミ、お兄ちゃんとだったらいいよ…」
アミのその言葉を聞いて、僕の意識はまたはじけた。
目の前にいるのは妹のアミではなく、いやらしい女の肉体だった。


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