君と共に逝きたい-4
俺と恋人の芽衣子は付き合って六年ほどになる。
俺と彼女が知り合ったのは大学のスノボサークルだった。
自分で言うのもなんだが、俺は顔もわりと整っていて、背も高いし、脱いだら引き締まった体が自慢のそこそこモテ男だった。
そんな俺とサークルを通して友達になった芽衣子は、頭が悪そうな軽いノリの女の子だった。
だが少し幼く見える可愛らしい顔に、大きな胸したエロい体がモロに俺好みだったので、芽衣子から告白されると、俺達はすぐさま付き合い始めた。
お互い軽そうな男女が付き合い始めた所で、周囲はすぐに別れるもんだと思っていたらしい。
しかし、根が一途な俺と尽くすタイプの芽衣子は、相性が思いのほかよかったらしく、俺はすぐさま芽衣子のアパートに入り浸って甘い同棲生活を送っていた。
だが、順風満帆な同棲生活も大学生のうちだけで、社会人になってからは、お互い仕事の不満や人間関係のギスギスが募り、それが二人の間にも割り込んできて少しずつ溝を作り出していった。