起きてるんだろ?-8
「なあ?そろそろ俺もイっていいかな?」
背中越しにそう問うと、女は恥ずかしそうに頷いた。
それを見た俺は両手で女の腰を持ち上げると、ゆっくりと後ろから突き上げはじめた。
「はあぁっ……ん」
ほとんど黒ずみのない、やたらと綺麗な臀部。
伸縮する陰唇を眺めていると、それだけで果てそうなくらい気持ちよくて堪らない。
ふと、身体を前のめりにして、右手でそっと胸を揉んでみた。
柔らかな触り心地とは裏腹に、重力に逆らうような張りのある胸。
先端はすっかり硬く突起しており、指先で摘んでやるとまるで連動するように中を締め付けてきた。
「くっ、やべぇ…… すげぇ締まりやがる」
柔らかな肉ヒダが陰茎をしっかりと咥え込む。
激しく腰を動かしながらも、あまりの気持ちよさに身震いする俺。
同時に、硬く膨らんだ陰茎がいっそう大きく反り上がるのがわかった。
「んっ イクっ!?」
そう言って俺は女の臀部をギュッと鷲づかむと、
これでもかとばかりに激しく腰を振りながら、勢いよく大量の精子を吐き出した。
ビクビクと女の中で陰茎が揺れ動いている。
余韻で腰を震わせていると、まるで絞り出すかのように膣口がキュッと締まる感じがした。
ゆっくりと腰を抜き、黙ってその場に座り込む俺。
膣内から大量に溢れ出す精子。
俺はおもむろに指でそれを掻き出すと、
ティッシュを手に取り、ガラにも無くそこを拭いてやっていた。
這うようにベッドを登ると、女の横へと身体を投げ出す。
女は相変わらず黙って背を向けたままだ。
なんとなく俺はその身体をこっちに振り向かせると、そっと女の顔を覗き込んでみた。
「……起きてるんだよな?」
女は目を閉じたまま微動だにしない。
いっそ泣くまでその身体をくすぐってやろうか?とも思ったが、随分と疲れてしまったのでやめた。
「ったく、名前くらい教えろよな……」
そう呟くと俺は、両手で女をきつく抱きしめたまま、知らぬ間に深い眠りへと落ちてしまっていた。