起きてるんだろ?-6
「んんっ そ、そこっ 気持ちいいっ……」
ビクビクと身体を震わせながら、女は少しずつ言葉を発しはじめた。
けれど目はギュッと閉じられたまま、相変わらず起きているかどうかはわからず終い。
「ま、いまさら目が覚めたからって、どんな顔すりゃいいかわかんねぇもんな?」
俺がそう呟くと、少しだけ女の頬が赤く染まったように見えた。
ゆっくりと女を抱きしめると、その身体を持ち上げベッドに背をつける俺。
両手を腰に当て、導くように身体を揺らしてやると、
まるでそれに応えるように、女は艶めかしく腰を動かしはじめた。
味わうように前後に腰を動かしたかと思うと、両手を前に突き、激しくそれを上下に振りおろす。
その動きは思った以上に激しくて、きつく締め上げられた俺の陰茎はいっそう硬く膨張していた。
「すげぇ動きだな…… 無茶苦茶気持ちいいぜ?」
俺の言葉に女が顔を伏せるも、その仕草がいちいち俺を興奮させる。
波打つように腰をくねらせながら、俺の呼吸に合わせて絞るように中を締め付ける。
これでも年相応に女を抱いて来たつもりだけど、ここまで貪欲に動く女を俺は知らない。
いったいその歳でどんな男に仕込まれたんだよ?なんて、不覚にも俺はどこか嫉妬してしまった。
「あっ やぁっ んんんっ……」
突然、女が腰の動きを止めた。
身体を小刻みに震わせながら、堪え忍ぶように唇を噛みしめている。
「……どした?イきそうなのか?」
手で口を覆い隠しながら女は静かに頷いた。
それを聞き俺は両手で女の尻をギュッと鷲づかむと、持ち上げるようにわざと何度も揺さぶりはじめた。
「あぁっ んっ いやぁっ んんっ だ、だめっ」
「我慢なんかしてねぇで、イきたきゃ素直にイけよ?」
そう言って俺は女の身体を引き寄せると、きつく抱きしめながら何度も腰を突き上げた。
目をギュッと閉じたまま堪え忍ぶその姿がいっそう俺をそそる。
俺は女に唇を重ね、腔内を激しく舌で掻き回しはじめた。
「んんっ んっ はぁっ あぁっ」
絡み合う舌の動きに、耐えきれず声をあげる。
膣内から溢れ出る大量の蜜が腰の動きを加速させた。
「やぁっ ま、またっ んんっ だめぇっ はぁぁっ……っ!」
その言葉とともに、さらに高く腰を突き上げる俺。
すると女は膣内をキュッと締め付け、またもや波打つように激しく腰を震わせはじめた。
「はぁ…… あぁ…… んっ はぁっ……」
俺の身体をきつく抱きしめたまま、冷めやらぬ余韻に何度もその身を揺らす女。
恥ずかしそうに必死で息を整えようとするその姿が、なんだか不思議と愛しく思えてしまった。