第三話(行為あり/本番あり)-11
「は、いっ…イキたいですっ…」
「ふふ、そうか…」
僕は身につけていた全ての物を脱がされ、生まれたままの姿で改めて仰向けになった。
「そう慌てるな…」
押し倒してきた人が何言ってんだか。
「竜も、脱がしてくれ…」
「は、はい…」
体を起こし、まずはストッキングを脱がそうとする。
「い、いきなり下を脱がせるつもりなのか…」
「あっ、そ、そうですねっ」
セックスのことで頭が一杯になり、つい下から、というか下だけを脱がそうとしてしまった。
ゆるTを脱がし、次にブラジャーを外しにかかる。
「わかるか?」
「頑張ってみます」
「ふふ、今のうちに慣れておけ」
こ、これからは毎回僕がブラジャーを脱がせていいってことですね!?
などと思いつつ、なんとかブラジャーを外すのに成功。
「これ、記念に持って帰ってもいいですか?家宝にします」
「するな。持って帰りたいなら、好きにしろ…」
おぉ!難なく香澄さんのブラジャーをゲット!
と、そこでぐぎゅるる〜とお腹が鳴った。
「タイミングの悪いお腹だな」
「実は腹減ってて…」
夕食時だし仕方ない。うん。
ぐぎゅるる〜ともう一度お腹が鳴る。
「う、今のは私だ…」
「とりあえずご飯にしますか」
「し、しかし…」
「今日は僕、泊まっていくつもりですよ」
図々しいかもしれないが、香澄さん相手なら問題ないと判断してそう告げた。
「明日は何時起きですか?」
「仕事は昼からだから、遅くても8時だな」
残念。朝までエッチしてたかったんだけどなぁ。
「じゃあちゃちゃっと食べて、ちゃちゃっとセックスしましょうか」
「ご飯はともかく、セックスをちゃちゃっと済ませる気はないぞ」
「ちなみに何時まで起きてるつもりですか?」
「君が求める限りいつまでも」
くぅぅ!嬉しいじゃねぇかぁぁぁ!
「朝まで求めるかもしれませんよ?」
「それならそれで構わないよ。今の私に一番必要なのは、君だからな」
嬉しすぎてまた勃起してきちゃったよどうしてくれんの。