第二話(行為あり/本番なし)-3
「先輩大好きです!」
「うんんっ!?」
ガバッと抱きついて先輩の口の中を舌で犯す。
まだ若干精液が残っていたけど、そんなことはお構いなしに舌や歯、歯茎などを執拗に舐めまわす。
「れろ、ぬぷ、じゅぷ…」
「んうっ、んんっ…」
先輩が僕の舌で感じてる。
そう思うと嬉しくて体の中が熱くなる。
「んっ!?」
油断していると、口の中に先輩の舌が入ってきた。
「んんっ、んちゅ、じゅる…」
僕も負けじと口の中を犯していたが、やがて肩を押されて唇を離されてしまった。
「せ、先輩…?」
「はぁ、はぁ…顔に似合わず、激しいぞ、君は…」
「ご、ごめんなさい…」
「太ももに、おちんちん、押しあてるな…」
「え、き、気付きませんでした…ごめんなさい」
どうやらキスの最中、僕は無意識のうちに先輩の太ももにムスコを押しあてていたらしい。
うぅ、これじゃあただのケダモノじゃないか……。
「ホームルームが始まる前に、教室に戻ろう」
「そ、そうですね」
ズボンを正してからスマフォで時間を確認した。
「先輩大変です!もう一時間目始まってますよ!」
「な、何っ!?いつの間にチャイム鳴ったんだ!?」
「知りません!先輩に夢中で気付きませんでした!」
「私も、君のことばかりでそこまで頭が回っていなかった」
かぁぁっとその言葉で顔が熱くなる。
そんなこと言われたら嬉しくて、もっとしたくなってしまうじゃないか。
「このままサボっちゃいましょうよ」
「君は私にえっちなことをする気だろう?」
「もちろんです!」
「私もやぶさかではない。しかし私は生徒会長で、アイドルなのだ。堂々とサボれるわけがないだろう」
「そ、そうですよね…」
自分のことしか考えていなかった自分が恥ずかしい。
「放課後は、空いてますか?」
「すまない。しばらくは仕事なんだ…」
「そうですか…」
そうだよな…アイドルだもんな。昼は学生、放課後はアイドル。ハードなスケジュールを送っているのだろう。
「……26日なら、オフを取ってある」
「本当ですか!?」