交尾タイム-9
龍は再び真雪を仰向けにして、脚をベッドの端に引き寄せると、自分は床にひざまずき、また谷間に舌を這わせ始めた。
「ああ・・・。」
龍はその行為を続けながら、素早くコンドームを自分のものに装着した。そして流れ出る真雪の雫を指にとり、それをゴムの先端に塗りつけた。
真雪から口を離した龍は、立ち上がり、そのまま真雪に覆い被さった。
「いい?真雪。」
「来て。」
龍はそっと谷間に自分の持ち物をあてがい、静かに、ゆっくりと挿入し始めた。
「ああ・・・あたし、この瞬間が好き。とっても好き、龍、龍・・・。」
真雪は目を閉じて顔を上気させた。
龍のペニスを奥深くに迎え入れた真雪の中は、いつになく広がっていた。まるで風船が大きく膨らんでいるように、龍の最高に怒張したものを温かく、広くゆったりと包み込んでいた。龍は自分のペニスがいったいどこに入っているのかわからなくなっていた。腰を動かしてもほとんど抵抗がなく、広い海の中を漂うように、真雪の中で脈動していた。
「真雪・・・、ああ、俺、何だか・・・・。」
「龍・・・。」
龍は真雪を抱いて、ベッドの中央に移動した。そして横向きになって腰を動かすスピードを落とした。
「真雪に包まれてる・・・癒される・・・癒されるよ、真雪・・・・。」
「このまま、ずっと・・・ああ、龍・・・・。」
二人は抱き合ったまま、ベッドの上でゆっくりと揺れ動いていた。