交尾タイム-10
真雪を抱いたまま、龍はほんの少しだけうとうととしてしまった。彼は一瞬、夢を見た。ビーグル犬二匹が交尾をしている様子が見えた。そしてそれはいきなり、真雪が板東に貫かれているシーンに変わり、すぐに消えた。
はっとして目を見開いた龍は、出し抜けに真雪から身を離した。
「ど、どうしたの?龍。」
龍は無言のまま真雪を抱き上げ、うつぶせにした。
「え?」真雪はとまどったように小さく言った。
龍は荒々しく真雪の腰を持ち上げ、四つんばいにした。そしていきり立って脈動している自分のものを一気に彼女の谷間に押し込んだ。
「ああっ!いやっ!龍!」
龍は真雪の両手首を掴み、馬の手綱のように後ろに引き寄せながら、何かに取り憑かれたように激しく腰を前後に動かした。
「龍、龍!ど、どうしたの?いきなり、あっ、あっ!」
真雪は喘ぎ始めた。
龍の脳裏にまたあのシーンが現れた。
龍の瞼の裏で、苦しそうな表情の真雪が四つんばいになり、必死で抵抗しながらかぶりを振って、目から溢れる涙を飛び散らせている・・・・・。
「真雪っ!」龍は叫んで、動きを止め、真雪の腕を解放した。「ご、ごめん!真雪!」
はあはあと息をしながら真雪はシーツに手をつき、頭を振り向かせて龍を見た。「ど、どうしたの?途中でやめちゃいや。」
「え?」
「続けてよ、龍。」
「い、イヤじゃないの?痛くないの?」
「今までに感じたことのない刺激で、とっても感じてるよ。」
「そ、そうなんだ。」
「お願い、続けて、あたしを連れて行って!龍!」
龍は真雪の腰を抱え直して、再び自分の腰を前後に動かし始めた。
「あ、ああ・・りゅ、龍、いい、とってもいい気持ち・・・。」
「んっ、んっ、んっ!」龍は真雪の背中に覆い被さり、その動きを大きくしていった。
「龍、龍っ!」
龍はそのまま脚を伸ばして真雪の身体を押さえつけ、背後から手を前に回して彼女の大きな乳房を掴んだ。「出、出るっ!真雪っ!ぐうううっ!」
びゅるるっ!びゅくびゅくっ!どくん、どくどくっ!
「ああああーっ!龍、龍龍龍っ!」
真雪の身体ががくがくと大きく震えた。