畑上自己満ラジオ＠ 三回目-1
畑「海がみたい」
上「どーしたんすか急に？」
畑「いやねぇ、ここ数年見てないなと思って」
上「お仕事で行ったりしなかったんすか？」
畑「そうね。最近は舞台ばっかりでロケはないから。アンタはどうなの？」
上「海っすよね。毎年、家族と母方の親族で海にバーベキューに行きますね」
畑「いいわね！ いつ？ バーベキューで焼きそばする？」
上「来る気っすか！？」
畑「ダメェ〜？」
上「僕はかまわないっすけど。本気で親類縁者ばかりでやるんで……」
畑「大丈夫大丈夫。私はバーベキューが食べられるなら親戚の方々に、アンタの婚約者的な女として、結婚式はいつなんだい的なうっとうしい質問攻めにも耐えれる自信があるわ」
上「由紀様はニコニコしながら適当にあしらっとけばいいかもしれないっすけど、僕は事情を説明して回るんで大変だと思うっす」
畑「なに？ 私が彼女に間違われるのが不満なわけ？」
上「いや、そういう訳じゃないっすけど……」
畑「まぁ、私はイヤだけど」
上「さっきまでと言ってることが違うっす！！」
畑「じゃあ、タイトルコール！」
上「このタイミングでっすか！？」
畑「畑上！」
上「自己満ラジオ」
畑「アット」
上「マーーク！！！！」
畑「自己満は！ 畑由紀です」
上「皆様、自己満はっす。上辰彦っす」
畑「行き当たりばったりのお喋りだけで進めていきますよ」
上「今回も頑張っていくっす！」
畑「さて、では早速メールにいきましょう」
上「はいっす。こちらはラジオネーム、アイコ様からいただきました」
畑「ありがとうございます」
上「由紀様、っすっすうるさい人(これでいいのでしょうか？)自己満は！」
畑「はい、自己満は」
上「@から作品を知った新参者です」
畑「あらあら、ありがとうございます」
上「由紀様のわがままっぷりと、っすっすさんのツッコミにハマっちゃいました。これからも二人のご活躍期待してます。あと、過去の放送？ も読ませてもらいます」
畑「ありがたいわね。こういう励ましのメールは」
上「そうっすね。やりがいがあるっす！」
畑「でもさ、私は放送だから台本にしたがってわがままキャラを演じてるけど、本当はすごく優しくて気が利くタイプよね」
上「いや、そ、それは……」
畑「タイプよ、ね！」
上「イタイっす！ 足を踏まないでくださいっす」
畑「タ・イ・プ・よ・ね！」
上「机の上では天使の微笑み。机の下は地獄絵図っす。わかりました。そうっす、由紀様の言う通りっす！」
畑「まぁ、今の流れもすべて台本通り。本当に心苦しいわ」
上「え？ 僕の台本にはそん イタっ！ だ、台本通りっす……」
畑「じゃあ、いったんCMです」
上「 この番組は素人投稿小説サイト pipi`sworld と温かい読者の皆様の提供でお送 りしますっす」
畑「畑由紀と」
上「上辰彦がお送りしている。畑上自己満ラジオ＠」
畑「続いてのコーナーはこちらです」
上「上辰彦の自分こう呼んで欲しいっす！」
畑「このコーナーは、上辰彦が一分間であるチャレンジに挑みまして成功すると私、畑から親しげな呼び方で呼んでもらえるようになり。失敗するとヒドイ呼び方になっていきます」
上「前回が、一勝一敗。呼び方は[アンタ]っす」
畑「ではでは、さっそくチャレンジしてもらおうと思ったのですが」
上「ですが？」
畑「今回は3個のチャレンジを用意してますが。3個中、2個成功しなければ、厳しいバツゲームが待ってますので、頑張ってください」
上「呼び方が変わるだけでも相当バツゲームっすけどね……。ちなみに、どんなバツゲームなんすか？」
畑「知ってる癖に、白々しい〜」
上「まぁ、知ってるっすけど。リスナーさんは知らないっすから」
畑「嘘よ。裏で打合せの様子を撮ってたから放送されているはずよ!」
上「そうっすけど。バラエティーなんだから、知らない体で挑むのが普通じゃないっすか？」
畑「まぁ、それもそうね。アンタたまには良いこと言うじゃない」
上「いやぁ、それほどでもないっすよ」
畑「キモチワル。調子のっちゃったキモチワル」
上「ツッコんでもダメ、乗っかってもダメ。もう僕には打つ手がないっす」
畑「はい、では発表します。バツゲームは、兵庫県朝来〜大阪、総距離180キロ以上！ 原付走破！」
上「えぇえぇ！ そんな！」
畑「まず、こちら東京から新大阪まで新幹線で3時間30分。そこから、特急こうのとりに乗り換えて2時間30分。これでやっと出発地点に到着します」
上「この時点で6時間かかってるすよ……」
畑「原付走破距離は約180キロで道中の半分が山道なので、約6時間程度でゴールに到着する予定と」
上「都合、12時間……」
畑「さらに予算がないので、その足で東京に帰って来てもらうのでさらに3時間30分」
上「ああ、15時間。もう完全に１日つぶれるっね」