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て「うわー....そんなんされたら住めねぇよ....」
あ「住む必要ある?」
て「ちょ....あっちゃん恐いってマジで...」
あ「てっちゃんさ、真紀ちゃんに木下と高畠の住所聞いてもらえない?真紀ちゃんの友達周りでもいいや。お見舞いに行きたいからみたいな理由でさ」
は「とんだお見舞いになるけどな」
て「おーこわっ....。ちょい待ち。聞いてみる」
話ながらも二人は作業は止めず、鉄弥は暁生のワン○ースを片手に真紀にメールを送った。
は「あ...」
元の目はSDカード内の画像に釘付けになった。
鼓動が早くなるのを感じる。
て「どした?」
は「見付けた.....絢の.....画像....」
あ&て「.....マジ?」
は「.......あっちゃん、コラはガチで頼む」
あ「.....まかせとけ」
元は見付けた。
顔に痣をつくり下着までが見えている、泣き顔の絢を。
他にも何枚かあったが、その一枚だけで十分だった。
この時の絢が感じた恐怖心、痛み、悲しみを考えただけで手が震えた。
暁生も鉄弥も元のその一言で感じたのだろう。
二人とも画像を見ようとはしなかった。
絢の画像は暁生に借りたSDに移し、元々のSDからは削除した。
その差し替えで入れるのは、あの二人の作り物の醜態だ。