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【青春 恋愛小説】

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8-6

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暁生の家は共働きで昼間は誰もいない。

二階の自室に通し適当に飲み物を振舞うと、打ち合わせを始めた。




あ「俺はデスクトップの方でネタ探しとコラージュをするよ」

は「じゃ俺はノートでこいつらがSNSやってるかどうか探すわ。あとパクった携帯のSDの中身も確認しねーとな」

て「えーとじゃあ俺は...」

あ「とりあえず待機」

て「えーっ....」

は「テツ、寝ろ」

て「なんなのキミたち....」




二人は黙々とPCを弄り始めた。

鉄弥は完全に手持ち無沙汰になり、暁生にマンガを借りて呼んでいた。
途中睡魔に襲われたが、本気で寝たら殺されると思いどうにかくらいついていた。




て「なぁ、げんちゃん」

は「ん?」

て「こいつらがSNSやってるかなんてこいつらの携帯からアクセスすれば早いんじゃないの?」

は「データ通信すると基地局にアシが付くだろ。だから電池念の為パックも外してる」

て「じゃあさ、いつこいつらの携帯使うの?」

あ「発信する時だけ。ここでは使わないよ」

て「は?じゃどこでやるの?」

は「あの二人が入院してる病院は割れてるから、そこの便所とかが一番いいか」

て「ここでやればいいいじゃん」

あ「だからさ、データ通信のアシ。こいつら自身の携帯で通信するなら、例えば俺の家の基地局にアシが残るのっておかしいじゃん。GPSの機能も無いとは言い切れないし。だから、本来の持ち主の現在地と通信の痕跡はなるべく近い方がいいのかなーと」

は「ついでに決行する時は俺らも携帯はここに置いてくぞ。こいつらの携帯の通信履歴からの位置と俺らの携帯のGPS位置情報が被るのも避けたいし」

て「なるほど。....え、案外綿密っぽくね?」

あ「てっちゃん、捕まりたい?」

て「やだよ恐いよ!」

あ「だから、念の為。多分まだまだ穴はあるだろうし、俺らの考えが合ってるかも分からないけどね」

は「あ、実家のポストに携帯を返却してやるがてらやっちゃった方がよくね?ついでにコラでポストカード付けてあげたりしてさ。仮に病院で鉢合わせたらめんどくせぇし」

あ「あ、いいねそれ」

て「え、でもそれ発見すんの親だろ?キツくねーか....」

は「家族が暴行と強姦未遂にあった上に連れが刺された俺らはどうなる」

て「たしかに」

あ「決まり」

て「あ、でもさ、そもそも携帯が解約されてたらどうする?」

は「画像プリントアウトして街中には撒けばいい」


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