隼人【3】〜8月21日(水)〜-2
髪から漂ってくるシャンプーのいい香りに、頭がクラクラして気を失いそうになる。
だがなんとか気を保ち、先ほどと同じように足音に注意しながらも地下室へと急いだ。
「はぁ、はぁ…」
ツツーリアさんをベッドに寝かせ、扉を閉めて施錠する。
こちらにも鍵穴がついているということは、この扉はこの鍵がなければ開かないということ。
つまり万が一ツツーリアさんが目を覚まして逃げ出そうとしても、鍵がないのでは扉を開けることもできず、叫んでも防音部屋なので外に届くことはない。
くそ、考えてることが犯罪者じゃねぇか……。
鍵をベッドの下へ滑り込ませ、眠っているツツーリアさんのお腹に跨がる。
「はぁ、はぁ……」
元々開いていた胸元をさらに露出させ、大きなおっぱいを露にする。
「これが、ツツーリアさんの……」
やや垂れ気味な美咲と違い、彼女のそれは綺麗な形をしている。美乳というやつか。
吸い寄せられるかのように乳房に触れた。
「んあ」
「っ!?」
軽く声を漏らしたので目を覚ましたかと思い、思わず手を離した。
だがツツーリアさんは依然眠ったままだ。
「はは、びっくりさせやがって……」
意を決して再度乳房に触れると、またも彼女の口から声が漏れた。
だがやはり起きる様子がないので、マッサージでもするみたいに優しく揉んでみる。
「んあぁっ」
さっきより大きく声が漏れた。
「寝てても、感じるのか……?」
片手を後ろに回し、パジャマの中に手を滑り込ませて下着越しに秘部に触れる。しっとりと濡れていた。
「ぁん…そこはまだ…」
今度こそ起きたかと思ったが、ただの寝言だったようで安堵する。
もしかして淫夢でも見ているのか?
「ツツーリアさん、起きてますか……?」
耳元で囁いて返事がないことを確認し、俺は下半身に纏っていた物を全て脱いだ。
大きくて立派すぎる肉棒は、ユグドラシルとなったことによりギネスの記録を塗り替えるであろう――そもそも勃起した男根の記録があるのかわからないが――代物だった。
「へへっ……」
ツツーリアさんの胸の間に肉棒を差し込み、美咲にされた時とはまた違った快感が襲ってくる。