美咲【1】〜8月20日(火)〜-3
物足りなさを感じたものの、隼人が喜ぶならそれでいいか……。
そう思うことにして私は自分の胸で、胸の間にある男性器を圧迫する。
「くっ、気持ちいいっ……」
隼人がそう漏らし、私の胸で感じてくれているのが嬉しくて、濡れている先端をペロリと舌で舐めてみる。
「うっ!美咲っ……」
「んぁぁぁ!?」
凄い勢いで出てきた精液が顔にかかり、口の中にも入ってくる。
「んっ……」
ニオイはキツかったけれど、口の中に広がる精液の味はとても甘いものだった。飲んだことはもちろんないけれど、まるでノーブルドール(ワイン)でも飲んでいるかのような味わい。
『精液は苦い』という知識があっただけに、この味は全く予想していなかった。
「はぁ、はぁ……すげぇ量……」
「んくっ、んくっ……」
甘い味のする精液を呑み込み、私は隼人の顔を見つめた。
男性器が欲しいと訴えるが、恥ずかしくて言葉にすることはできない。
「はぁ、はぁ……」
股のあたりが切なくて、いやらしくも指でショーツをなぞる。
「んうっ…ぁんっ…」
今まで自慰なんてしたことはなかったし、こんなにいやらしい気持ちになることもなかった。
全ては性剣士になったから。ユグドラシルである隼人がそばにいるから。
「美咲。一人で楽しむなんてズルい」
「う、あ…だって、それは隼人が……」
男性器を挿入してくれないから、なんて言えるわけがない。
いやらしい女だと思われたくないから。
「えっちなニオイがしてる」
「やっ……!」
隼人が私のアソコの匂いを嗅ぐ。
そんなに顔近付かれたら、おかしくなっちゃうよ……。
「すげぇ濡れてるし……美咲ってエッチだったんだな」
「ち、違っ…ひうんっ!?」
生暖かい感触が私のアソコを刺激する。
「やぁんっ…はやとぉっ…」
窺う余裕なんてないけれど、アソコを舐められているんだと理解する。
「れろ、じゅるる、んちゅ…」
ダメっ…これ、気持ち、いいっ…!
「んじゅ、ぐりゅぅ…れちゅ、んりゅ、じゅるるる…」
「はっ…や、とぉ…くぅぅぅぅぅんっ!?」
プシャァァ!とあまりの気持ちよさに私は達してしまった。