旅館玄関 シャセイに続く芸術-3
「なんでそんなの持ってるの?」
女将の問いに旦那がさらりと答えた。
「乱交にはこのサイズのローションが有れば何かと便利だろ?夕方買ってきたんだ」
何が便利なのかはイマイチわからない女将だったが、とりあえず役にたったのでそのまま聞き流した。
美弥子は手慣れた感じでローションの瓶を手に取り、佐代の菊門に撫でつけると、手に持った筆にもたっぷりと塗した。
そして、美弥子は躊躇なくジュヌュリと差し込んだ。
「ひいいいいいい」
肛門を刺激しる初めての遺物に悶える佐代。しかし、美弥子がゆっくりと筆を前後する内に、その顔は徐々に恍惚の色を浮かべ出した。
「あっ、あっ、あっ」
「さあ、いいわよ」
準備の整った旭はダイナミックに筆を奮った。
「ひいい、ひいい、ひいい」
さっき自分でコントロールしながら書いた時とは雲泥の差の刺激だった。佐代は抱えられながら、筆が床に付く度に見悶えた。
そんなことにお構いの無い旭の大胆な筆使いに、一同は感嘆の言葉を上げた。
「おおおお!凄い!」
「まさしく芸術だ!」
出来上がった作品は力強い見事な達筆だった。
しかし、残念なことに何が書かれたかがわからなかったが、それはお愛嬌だろう。
その後、嫌がる恵子と姫美の菊門に無理やり刺して、若い新司と遼に挑戦させたが、やはり何が書かれているのかわからない作品となった。
しかし盛り上がったのは言うまでもない。
卑猥なことに麻痺し、完全に興奮状態になった淫らな者たち。そんな者たちにさらに興奮して調子に乗った美弥子が声を掛けた。
「ちょっとみんな横に並んで」
美弥子は淫乱な者たちを一列に並ばすと、1人づつおでこに墨で文字を書いていった。
女たちのおでこには卑猥な4文字、男たちのおでこにはもちろん男性器の3文字が書かれていた。
またそれがバカバカしく盛り上がることとなった。
お互いにケラケラと笑いあい、並んで写真を撮った。
楽しかった余興も一段落すると、ようやく鮑の間に行くこととなった。
汚れた体を温泉で洗い、そこで乱交の続きをするのだ。
その前に女将が書いた『臨時休業(乱交につき)(女将と一緒におまんこ中よ)』と、恵子の書いた卑猥な4文字の用紙を、恵子と姫美が全裸のままで玄関の外に貼りに行った。
そして帰ってきた2人は残念そうに言った。
「貼ってる間に誰も通らなかったの…」