第九話〜気持ち〜-5
「あ、愛理っ…」
手コキやフェラともまた違った快感が襲ってくる。
「ほ、欲しく…なっちゃう…!」
いくらなんでもその言葉は反則だろ。
せっかく挿入を我慢しているのに、我慢しきれなくなってしまう。
「愛理…いれたい…」
「だ、ダメぇ…んっ…」
「いれたい…」
同じ言葉を繰り返す。
愛理さえ許してくれるなら、今すぐにでも挿入したい。
「くっ、うっ、愛理…出る…!」
「きて…きてぇぇぇ…!」
俺のお腹に勢いよく射精する。
「はぁ、はぁ…」
どうやら愛理もイケたようで、体を反らしてぼーっと天井を見つめていた。
「ん…ごめん。いまキレイにするから…」
愛理は俺のお腹に顔を近付け、ペロリとそこにかかった精液を舐めた。
「猫みたいだな…」
猫のように体を曲げ、ミルク(精液)を舐める姿はまさに猫だった。
「…にゃあ」
愛理は猫の鳴き真似をし、精液をペロペロしながら右手でチンコを握ってきた。
「にゃあん」
右手を上下に動かし、チンコに刺激を与える愛理。
「んにゃ、まだ元気…」
お腹とチンコを同時に攻められ、なんとも言えない刺激が駆け抜ける。
「んれろ、んふ…イキそう…?」
「くっ…あ、はぁ…」
「んふふ、弘樹…女の子みたいにゃ」
尚も攻め続ける愛理。
「愛理っ…イク…!」
「どこで出したいのかにゃ?」
「か、顔で…!」
「了解にゃ」
我慢できなくなり、愛理の顔に俺の精液をぶっかける。
三度目だというのに、我ながら驚くほどの量だった。
「あはっ…またマーキングされちゃった…」
愛理はティッシュで顔にかかった精液を拭き取っている。
「早漏だけど、量だけはすごいみたいだね…」
三度も出して未だ衰えを知らない俺のチンコを手でつんつんとつつく愛理。
「そ、早漏じゃねーよ…」
少なくとも初めて愛理にフェラされた時よりは、大分耐性がついたと自負しているんだけど。
「だって弘樹、まだ一時間だよ?一時間で三回もイったのに、早漏じゃないって言えるの?」
「愛理だって二回もイったじゃないか」
あくまで俺が確認できた回数であって、実際はもっとイったのかもしれないけど。