第九話〜気持ち〜-3
「気持ちよかった?」
「うん…」
俺に背中を預けてぐったりしている愛理。
「おっぱいより耳たぶのほうが弱いみたいだったけど」
「今のは、不意打ちだったからで…」
ふぅ、と左耳に息を吹きかけてみた。
「ひゃぁぁっ、ん…」
「愛理は耳も性感帯なんだな」
すごい逸材だ。
これはイジメがいがある。
「はむ」
またも耳たぶに甘噛みをする俺。
「んふぅっ!?」
おぉ!すごい反応だ!
「やっ…あっ…また、イっちゃ…」
「おっと。愛理ばかりがイくのはズルいな」
耳から口を離すと、愛理は息を荒くしたまま不満そうに見上げてきた。
俺はそんな愛理の背中に、先ほどと同じようにチンコを押しつける。
「わかるだろ?」
「んっ…うん」
愛理は一度俺から離れ、脱ぎかけのパジャマ(上)を脱ぎ捨て、さらに下半身に纏っていたパジャマと下着をも脱いだ。
何も身に纏っていない、生まれたままの姿で俺の足下、ソファの下に膝をつく愛理。
「愛理。エロいこと言ってみて」
「え、エロいこと…?」
「うん。例えば『弘樹のチンコをペロペロします』とか」
「そ、そんな恥ずかしいセリフ、言えるわけ…」
俺はじーっと愛理の瞳を見つめた。
「そんなに、見つめられても…言わないん、だから…」
愛理は俺の要求には応えてくれず、少しだけ体を前のめりにして。
「こう、かな…?」
「っ!」
貧乳とも巨乳とも言えないおっぱいで、俺のチンコを挟もうとしていた。
「あ、愛理…無理なんじゃ…」
「無理じゃない!ん、しょ…私がパイズリしてあげなかったら、弘樹、理科に頼むかもしれないでしょ…」
「そ、んなことはっ…」
一生懸命挟もうとして、でも失敗して乳首が当たる。
「も、もう…弘樹のが大きいからいけないのね…」
などと文句を垂れながら尚もチンコを挟もうと奮闘する愛理。
その度に愛理の乳首がチンコを刺激して、射精感が込み上げてくる。
「あ、愛理…それ以上、されたら…」
「ま、まだなんにもしてないっ…」
どうやら自覚していないらしい。ということは愛理、乳首はさほど感じないのかな。
「うっ、あぁぁ…!?」
「……ふぇ?」