第八話〜幼馴染み〜-3
愛理はとことん素直だなーと関心してしまう。
「今日は愛理のおっぱいを重点的に攻めるか」
「好きにして」
愛理を壁に押しやり、エプロンの上からおっぱいを揉む。
「んふっ…!」
「へへ。今は家に誰もいないから、声を出しても大丈夫だぞ」
そう言った矢先のことだった。
ピンポーン、と家の呼び鈴が鳴ったのである。
「タイミング悪いな…」
「さっさと応対してきなさい」
言われて居間にあるインターホンへ。
「はい」
『こんにちは。佐藤ですけど、弘樹くん?』
佐藤…?どこかで聞いたような…って日本じゃよくある名字だった。
「はい…?」
しかしなんで俺の名前を知っているのだろう。
声からしておばさんだろうけど、そんな年上の知り合いはいない。
年上は好きと言ったが、限度というものが…そうじゃなくて。
『入ってもいいかしら。ってあら、物騒ねぇ』
玄関のほうから声がした。
まさか勝手に入ってきたというのか。
「カギぐらいかけないと危ないわよ」
生で聞いてもやっぱりおばさんの声だった。
追い返そうと思い玄関へ向かおうとしたところで。
「弘樹」
愛理に呼びとめられた。
「今の声、私のお母さん」
愛理。佐藤愛理。佐藤。
あ、なるほど。なら俺の名前を知っていても不思議ではないか。
「って待てまて。なんで愛理の母親が乗り込んでくるんだよ」
「知らない。来るなんて聞いてない」
などと話している間に、愛理母は俺たちがいるキッチンに顔を出した。
しまった間合いに入られた!などと愛理のようなことを言っている場合ではない。
愛理は今、裸エプロンなのだ。
娘が裸エプロンなのを確認した愛理母はこう言った。
「さすが私の娘ね」
「えっと、裸エプロンですよ?」
すると今度は俺に向かってこう言った。
・・・・・
「久しぶりね、弘樹くん。大きくなっちゃって」
久しぶり…?
愛理母と会うのはこれが初めてのはずだぞ。
「理科にはもう会ったのよね?あの娘ったら愛理と違って私に似ちゃって、美人になってきちゃったのよね」
自画自賛したぞ今。
いや、美人だとか理科ちゃんだとか、そんなことは今はいい。
「あの、久しぶりって、どういうことですか?」