第四話〜一ノ瀬可憐〜-2
どうも怪しいなこの一ノ瀬さん。本当に本物なのか?おっぱいの大きさも写真と違うし…まさかあの写真、別の人のおっぱいなんじゃ…。
レンレンの胸へ視線を移す。多少だが膨らんでいる。あの写真のおっぱいは、ちょうどこれぐらいか?直接見ないとなんとも言えないが。
「なぁレンレン、おっぱい見せてくれよ」
「死ね」
一瞬で断られた。
一ノ瀬さんに視線を送る。
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱい…(無限ループ)。
「え…?え、えっ、見せませんよ!?」
一ノ瀬さんにも断られてしまった。
それにしても一ノ瀬さんのおっぱい、最高だな。付き合ったら当然Hするんだよな…頼んだらパイズリとかしてくれんのかな。
やば、勃起してきた。
幸い俺とふたりの間にはテーブルがあるから、バレてはいないはずだ。
「弘樹さ、まは、えっちなんですね…」
「年頃だから仕方ない」
「開き直ってますし…」
やばい。妄想が止まらない。鎮まれ俺のビッグマグナム!
「つ、ツイスターゲームでもしよっか」
「あなたはどうしてそれにこだわるの」
「なんとなく?」
一ノ瀬さんとツイスターゲーム…ぐひひ。
「……お手洗いを借りるわ」
「どうぞ」
またですか。
レンレンは立ち上がってトイレへ向かった。
居間に残される俺と一ノ瀬さん。
「い、一ノ瀬さん…!」
「はい!?」
「も、もし俺が一ノ瀬さんの気持ちに応えたら、エロいことしてもいいですか!?」
「うえぇぇぇ!?」
一ノ瀬さんはちょっと引いていた。
「も、もししてもいいなら結婚します!」
俺は一ノ瀬さんの隣へ移動した。
「ひぃ!?」
なぜか後退る一ノ瀬さん。逃げなくてもいいじゃないか。
「ぼ、暴走しないでください!」
「一ノ瀬さんにいい言葉を教えてあげましょう。
童貞の妄想力舐めんな!」
「意味がわからないですよ!」
一ノ瀬さんがおっぱいを自撮りする変態であっても、童貞である俺の妄想には敵わない。童貞こそ無敵。
「おっぱいを触らせてくださいお願いします」
「拒否します!頭悪いんじゃないですか!?」
「なん…だと」
目の前にいる一ノ瀬さんは、本当に俺と手紙のやり取りをしていた一ノ瀬さんなのか?