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アンバランス×トリップ
【ファンタジー 官能小説】

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巡り巡る世界-11

「はいはい、ごちそうさま」

「んもうっ」

 拾った時はボロボロのゴミみたいで、表情も無くただ生きているだけだったアメリア。
 今はやりたい事もあるし、好きな人も見つけた。
 そして、その人はアメリアを愛してくれている。

「幸せになってよね」

 カリーは母親気分でアメリアの頭をポフポフ叩く。

「ふふ、もう幸せだよ?」

「そだね」

 大好きな人と一緒に居られて、大事な人も元気で幸せ。
 これ以上幸せな事は無い。

「おお〜い。休憩しようぜ〜」

「は〜い」

 ゼインの声に2人は手を取り合って立ち上がる。
 2人を待つ愛する人は最高の笑顔で迎えてくれる。

 巡り巡る世界……出会いと別れが形創る世界……。

 今日も世界のどこかで、新しい出会いと別れが繰り返されている。


 ー完ー


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