セフレだった女-11
恥ずかしくて顔を背けるあたしにおかまいなく、陽介は両膝をグッと掴んでそれを左右に割り開いた。
「あらら、こんなに汚しちゃったの?」
「……っ」
ニヤニヤしながらあたしの脚の間をまんじりと眺めてそんな恥ずかしいことを言われると、あたしは悔しくて下唇を噛んで耐える。
でも、身体は裏腹にその指や舌で触れて欲しいとどんどん疼いてくる。
陽介はそんなあたしの矛盾した思いを見透かしたように、フッと鼻で笑うと、
「メグ、たっぷり可愛がってやるよ」
と言ってから、あたしの脚の間に顔を埋め始めた。
「あああっ!! あっ、あんっ……! やあっ」
ちゅる、と小陰唇を口に含まれる。
そして蜜壺に舌を何度も抜き差しさせる度にプチュ、という粘りを帯びた水音が部屋に響いた。
「んあっ……、ダ、ダメ……陽介……」
身体を少しだけ起こして見ると、長い睫毛を伏せてあたしの性器を攻め立てる陽介の姿が見える。
自分の陰毛で陽介の口元は見えないけれど、濡れた膣壁を柔らかい舌が蠢いているのが伝わってくる。
正直、クンニはセックスよりも恥ずかしい。
排泄行為を行う場所を、舌で愛でられる行為は人間がする行為とはかけ離れているような気がするからだ。
でも、恥ずかしいと思えば思うほど快感が増していくのも事実である。
陽介はそれを知っているから、この行為であたしが昇天するまでいつも念入りに舐めてくる。
大陰唇を指で押し広げると、包皮をかぶったあたしの一番の弱点のクリトリスがプクッと顔をだす。
「ここもこんなに固くしちゃって、可愛いね」
「いや……見ないで……」
「綺麗な色してる。最高だよ、メグのここ」
「あ……はあっ!!」
女芯を触れるか触れないかの強さでねぶられると、タラリと淫口からさらに蜜が溢れてくる。
待ち望んでいた刺激は、あまりにも優しくて、気持ちがよすぎて、涙が滲み出てきた。
チュク、チュクと、耳にこびりついて離れない淫音。
「あっ、ああっ……、あん……んん」
右手の甲を噛みながら、必死に声を押し殺そうとしても、勝手に漏れてくる。
次から次へと押し寄せてくる快楽の波は次第にビッグウェーブとなってあたしの身体を襲い始めた。