初めてのセックスA(勝雅の視点)-2
「ああ、すごく柔らかい…。ゴムマリのようだ」
左右の肉丘を鷲掴みにしていっぺんに責める。
「ああ、……ン、あ、……ン、あ、ン」
泣きが入った喘ぎ声に、加虐心を掻き立てられた。
(あどけない顔してる娘が、胸の葡萄をこれほどまでに…)
「吸ってあげるよ」
「うっっ」
低く呻いた。
「ああん、…いやっ、…あ、……ン」
ふいにケータイの着信音が響いた。
(誰だ? こんなときに。出てやるものか)
歯を隠した唇で乳首を揉む。
「ああ、……ン」
前歯を使って、乳首の先端を軽く噛む。
根元を噛む。
紗綾の喘ぎは、戦慄きと嫌悪と快楽が入り混じっているように聞こえた。
大きく口を開けて、乳房そのものに食らいつき、舌でペロペロと乳首を転ばす。
「あ……ン、ああ……ン」
(これがいちばん好きなのか?)
「さーちゃん、ヴァギナまで響いたかい…。確かめてあげる」
ケータイの着信音は鳴り止んだ。
ネグリジェのホックを順番に外していく。
「怖い……」
悲愴な声を上げた。
「恐くない、恐くない。優しくするから…」
(もう逃げられない。すべてを見てやる)
「足をひらいてごらん」
「お父さん、もう許して…」
涙声でうったえかけてきた。胸を手のひらで隠している。
「無礼だなあ。儂を悪者扱いか。 いいことを教えてやるっていうのに…。足をひらくんだ!」
左右の足首を掴んだ。無理やりに脚をひらかせた。勝雅は紗綾の両脚のあいだに躰を入れた。
「堪忍して!」
「じっとしていればいい」
少女のパンティーの股座に触れる。掌で愛撫した。
「さーちゃん、濡れてるよ」
「あ、……ン、ああ、……ン」
熱い蜜液が木綿の下着を濡らしていた。
「いい声だ…。可愛い…」
掌での愛撫から、指先での愛撫に切り換える。
「ああ、、いや、…ン」
目を瞑って、頬を震わせながら、泣き声を出した。
「ここだろ? いちばん感じるところ…クリトリス…」
「許してぇ」
少女の瞼から涙が零れた。
二本の指で陰核包皮を擦った。カバーから肉芽が少し顔を覗かせていた。
「エッチなお汁で透けて見えているじゃないか」
「ああ……ン、いやっ……、あ、…ン、あ、…ン」
少女の太ももからふくらはぎまで、小刻みにぶるぶるしている。
「全部、見てあげるよ」
ベッドの隅にちょこんとペンライトがあった。勝雅が用意した物だ。
(さあ、これを使って…)
紗綾の腰にまわっているゴムに指を掛ける。
「お尻を上げなさい」
「もう許して!」
「お尻を上げて!」
少女は泣き出した。