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もう一人のギガロマニアックス
【二次創作 官能小説】

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岸本あやせ-1

サードメルト発生から数ヶ月後――。

西條の馬鹿は、どうやらギガロマニアックスとしての力を失ったらしい。憐れなものだな。
野呂瀬を倒した功績は認めるが、ギカロマじゃないならただのキモオタじゃないか。ぐひひ。
「僕の名前は西條拓巳。二次元に生きる男だ」
俺は文字どおり西條の馬鹿になりすまし、西條になりきるための練習をする。
「ふひひww梨深の絶対領域マジ最高ww」
よし、掴みは完璧だ。これなら誰も、俺が西條の馬鹿になりきっている西宮卓也だとは思わないだろう。
さてと、最初に誰を攻略……おっと。西條を思考盗撮していたせいか、俺までオタクみたいな言葉を使うようになっちまったぜ。ま、今回はそれが役に立つんだが。
最初に攻略するのは決まっている。西條の馬鹿に対して最も好感度が高そうなやつ、即ち岸本あやせだ。
岸本は西條が(妄想で)スク水を着せただけあって、中々エロい体をしている。個人的にはこずぴ……折原梢のようなエロキャラ、じゃなくてロリキャラが好きなんだけどな。ふひひww
「タクミ」
「おわぁっ!?な、なんだきしも……あやせか」
思わず素で対応しそうになり、慌てて西條になりきる。
「こんな所で会うなんて、これも導きかしら」
相変わらずわけのわからないことを言いおる。
『こんな所』って、ただの学校の廊下……にいたはずだけど、なぜかトイレの個室の中に!?
なぜだ!?俺はトイレなんて妄想していないぞ!?
「ふふ、驚いているのね」
「あ、あやせ?も、もしかして君の仕業なの?」
「ええ、そうよ。私がタクミと二人きりになりたくて、女子トイレの個室を妄想したの」
なん……だと。そ、それではまるであやせも俺、というか西條とHしたいってことになるじゃないか。
たしかに岸本あやせは、積極的に西條にアピールしていたけれど、ここまで露骨な妄想はしていなかったはずだ。
「これが、好きだったわね」
「!?」
つい一瞬前まで翠明学園の制服を着ていたはずのあやせは、今はいつかのようにスク水を着ていた。


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