旅館玄関 姫美の入場-1
【旅館玄関 姫美の入場】
うんうん唸りながらチョコチョコと歩く姫美。苦しみながらも、時折浴衣の前をはだけて夫に淫らな姿を撮影させるサービスは忘れない。
「しかし、こんなに苦しそうな画像でもオカズにできるのか?」
「ふうふう、オ、オカズって?」
「オレが居ない昼間のオナニーのオカズだよ」
「いやああん、あたし、そんなことしてないよう」
「うそつけ、テイッシュの減り具合が異常だぞ」
「ああん、恥ずかしい…」
淫らな姫美は前夜に遼に抱かれても、昼には我慢できずに毎日の自慰行為が欠かせなかった。毎日のことなのでその時のオカズも飽きないように沢山必要だ。
姫美にとって良かったのは、淫らな画像が自慰行為のオカズにできることだった。妄想力の強い姫美は自身の画像を見ると、その時の感覚を甦るので、淫らな画像を残す行為は、夫に対してというより自分自身のサービスだと言えた。
「ここだ」
そうこうしている内に、恵子達の泊まる旅館に着いた。遼の言葉に姫美は安堵の表情を浮かべると「ふう」とため息を付いた。
ドキドキしながら2人そろって自動扉の中に入ると、老舗旅館らしい重厚な雰囲気が若い2人を圧倒した。
所々、高そうな焼き物や古美術が無造作に置かれ、嫌味なくその存在を主張する様は、この旅館に宿泊する者に優越感と満足感を与える。
旅館の主たちのセンスの良さが醸し出されている空間、その奥まった先に受付カウンターがあり、仲居が一人座っていた。夕方美弥子達に赤マムシドリンクを差し入れに行った仲居の麻耶だ。
「いらっしゃいませ」
麻耶の声を受けると、豪華さに驚く顔から覚めた2人は、再びエロモードに戻った。
遼はニヤニヤしながらプルプル震える姫美の背中を押してカウンターに促した。
「やだ、あたしが言うの?」
姫美は恥ずかしそうに遼に振り向いた。
「参加許可証を持ってるのは姫ちゃんだし、それを受付の人に見せろと言われたんだろ。さあ、見せといで」
「ああん、恥ずかしいなあ…」
顔を上気させて、ガ二股でチョコチョコとカウンターに向かって歩いた。
「お、お泊りですか、入泉ですか?」
麻耶は異様な雰囲気の姫美を見て身構えた。
「えと、えと、あの、そのお…。ああん言えない…」
ガ二股で身をくねらしてモジモジする姫美。
「お、お客様?大丈夫ですか?」
訳のわからない麻耶は戸惑いながら聞いた。
「恥ずかしくて言えないの…」
「は、恥ずかしい?」
さらに麻耶は戸惑った。今日は何故か変な客ばかりだ。
恥ずかしくて言えなくても、伝える術はある。
「これよ!」
勇気を振り絞った姫美は浴衣の前をまくり上げて、ドリンク瓶の先っぽが覗く股間を麻耶の前に晒した。
「ひっ!」
吃驚した麻耶の動きが止まった。
そんな麻耶にお構いなしに、姫美はその場に座ると足をM字に開いた。
「ああん、早く抜いて〜〜〜」
美弥子達に言われた乱交パーティの参加条件は、ドリンク瓶を入れながら旅館に来て、受付の者に瓶を三回出し入れしてもらうことだった。
姫美は麻耶が瓶を持ちやすいように、座ったまま腰を持ちあげて、股間を麻耶に近づけて腰をくねらせた。
「ひっ、ひぃぃぃぃ」
しかし、美弥子の冗談など全く知らない麻耶にとっては恐怖でしかなかった。
姫美達が逆らってはいけない人種と判断した麻耶は、恐怖で顔を引きつらせながらも姫美の言葉に従った。
姫美の愛液で濡れた瓶の先を掴むと、一気に瓶を引き抜こうとしてグッと力を入れた。
「ああん、もっと優しくう」
ミリミリと肉がひりつく刺激は、敏感な姫美にはきつすぎた。
「ひぃぃ、ひぃぃ」
麻耶は力加減を調整し、ゆっくりと瓶を引っ張った。
「うぐぐぐぐ、くう、うううう」
姫美の淫穴にグググッと体を引っ張られるような感覚が続いた後、徐にスポンと瓶が抜けた。
「ああん、抜けたあ、ねえねえ、仲居さん穴が大きくなって無い?」
抜けた途端、姫美は気になっていたことを麻耶に聞いた。
「ひ、ひいい」
麻耶は恐怖に引きつりつつも、律儀に姫美の股間を覗きこんだ。
しかし、初めて見る女の淫穴が大きくなったかどうかの判断が付かないので、横でビデオ撮影をしていた遼に振り向いて、「ひぃ?」と聞きながら姫美の股間を指差した。