恋-15
ズッ
「あ゛っ……や゛……ぁ」
ミチミチとめり込んでいく感覚に、カリーはかすれた声をあげる。
「い…たいか……?」
「んん〜…だ…いじょぶぅ〜…」
拷問慣れしているので痛みは平気なのだが、あり得ない場所で快楽を得ているのが恥ずかしくてたまらない。
「も…うちょい、挿れっぞ……」
ズズ
「ひやぁっあ……やだぁ……」
カリーの目からぽろぽろと涙が零れ、ゼインはそれを舐め取りながらゆっくりと押し進んでいく。
「はっ…ぁ……キツ……」
「んぁ……挿ったぁ?」
「ん……挿った……へへ……カリーの処女もらった気分……」
悪戯っ子のように笑うゼインに、カリーの胸がきゅうんと高鳴った。
「んもぅ……やっぱり可愛い〜♪」
カリーはゼインの頬を両手で挟むと、引き寄せるようにして唇を奪う。
「動いて……いいか?」
唇が離れると、ゼインは切なそうな声で問いかけた。
その声はとても色っぽくて、カリーの胸は益々きゅんきゅんだ。
「良いよ……動いて……」
カリーの返事を聞いたゼインは、深々とキスをしてから動き出す。
「あ……あぁっ……」
「ふっ……くぅ」
いつもの場所とは全然違う感覚……無理矢理感満載なのに、それが凄く気持ち良い。
「やあぁぁ……やだぁっ……いやぁっ」
カリーはそんなトコで快感を得るのを否定するように首を横に振った。
「こうすると……もっと良いぜ?」
ニヤリと笑ったゼインは指を2本、カリーの前の穴に挿入する。
ずちゅ
「にゃあぁあっ?!」
勿論、さっき後ろの穴に挿れた指じゃない。
やはり衛生的に……そんな事はどうでも良い……いや、良くないが、それよりも……そんな事をされたカリーは狂わんばかりに矯声をあげていた。