恋-14
「や、そこぉ違っ……んにぃ」
「硬いな、使った事ない？」
「な……ないぃ〜…やぁん」
ぐにぐにと潜る異物に、カリーはふるふると震えてゼインにしがみつく。
「ココでヤリたいっつったら……嫌か？」
耳元で囁くように聞かれたカリーは、戸惑いつつゼインに目を向けた。
「ど、どうしても？」
「ん〜…どうしてもってワケじゃねぇケド……お前の全部が知りたいっつうか……」
出来れば身体の中に入って隅々まで舐めつくしたいぐらいだが……いくら何でもそれは無理だ。
カリーは恥ずかしそうにゼインの肩に顔を埋めて、少し頷く。
「痛くしない？」
「努力はする」
「じゃ、痛かったらそれ以上に気持ち良くしてくれる？」
「はは、それは保証する」
許しを得たゼインは嬉しそうにカリーをソファー押し倒し、たっぷりと唇を重ねた。
未だにキスが下手なカリーが苦しくならない程度に口の中を犯しつつ、後ろの穴を解していく。
「は……あ…やんっあぁっ？！」
尻尾を使って脇腹を愛撫し、ゼインはゆっくりと舐め下りて顔をカリーの股間に埋めた。
「ひうっ？！んあっあっや……あ…ゼインっ」
ベロンと秘部を舐められた快感に、一瞬後ろの異物感を忘れる。
小さいながらもぷりっと主張している豆を攻められると、一気に身体が昇っていった。
「あ、あっやだっゼインっイッ……ちゃうぅ」
ブルブルと細かく痙攣を始めたカリーが、秘部を押し付けるようにゼインの頭を押さえる。
ゼインはタイミング良く硬くした舌でねぶっていた豆を、ぢゅうっと吸い上げた。
「んああぁぁーーーー！！」
ぐんっと一気に弾けたカリーは、暫く痙攣した後ぐったりと力を抜く。
しかし、後ろの穴にはゼインの指が挿ったまま……ゆっくりと中を掻き回していた。
「ゼ……待っ……ふあぁぁ」
ふわふわする意識の中で、カリーは未知の快楽に溺れる。
特に腹側への刺激が気持ち良い……薄い壁を隔てて、本来の穴にまで快感が伝わっていくもどかしい感じが何ともいえない。
「そろそろかな？」
前から流れてくる愛液の力を借りて、指が２本挿るまで解したゼインはそれを抜かずに自分の肉棒をあてがった。
「ひぅ」
いよいよか、と身体を硬くしたカリーに唇を重ね、ゼインは指と入れ替えるように肉棒を挿れていく。