〈悲哀奴隷・銭森瑠璃子〉-16
『アイツの爺は警視総監なんだ。いろいろ恨みがあってなぁ?……帰国してからこの事を黙ってるってのが条件で、帰してやってイイぜ?』
にわかに信じがたい台詞……だが、下手に抗ったりしたら、自分達の運命は…?
大翔も架純も押し黙ったままだ。
『ブチ切れて腕を振り回すだけで相手を倒せるのは、マンガの世界だけだって昨日の夜で分かったよなあ?大人しくしてろ……悪いようにはしねえからよ』
専務は食事の時間とトイレの場所を告げると、艦橋の中へと消えた。
確かに姦すつもりなら檻から出す理由は無いし、辱めたいならトイレの場所を教える必要も無い。
「大翔………私を離さないで……いつも傍にいて……」
「当たり前だ。死んでも離さないよ」
二人は抱き合って泣いた。頼るべきは大翔、守るべきは架純……愛し合う二人のシンプルな想いは、この危機的状況に固く結ばれていった……。
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『コラ、へばってんじゃねえよ!』
『まだ満足してねえんだよぉ』
輪姦は続いている。
全裸になった瑠璃子は惜し気もなく美しい肉体を披露し、鬼畜達を魅了していた。
桃色だった乳首は赤みを差し、肉花すら赤い薔薇の花弁のように咲き誇る。
汚される事に馴れたのか、それとも諦めたのか、赤く泣き腫れた瞳は涙を忘れてしまったようだ。
『自分から握って入れろ……お、お〜…素直になったなあ?』
「ぐ…くうぅぅッ…!!!」
命じられるがまま、瑠璃子は仰向けに寝転がる鬼畜の身体に跨がり、反り返る肉棒を握って自身の秘穴へと導いた。
そのふしだらな姿も、その接合部も、その恥辱に塗れた顔も、カメラは逃しはしない。
『早くオマ〇コで俺のチ〇ポを握れ……へっへっへ……こりゃイイや』
(……わ、私…私……早く終わらせて……嫌……嫌……)
瑠璃子は鬼畜と両手の指を絡め、腰を自ら動かして快感を生み出した。
これが正常位やバックからなら無理矢理だと言い訳も出来ようが、騎乗位ならそれは苦しい言い逃れにしかならない。