初めてのセックス@(紗綾の視点)-2
目を開けた。養父は横手から紗綾を見ていた。乳房を手で隠した。養父のブリーフの前はテントを張ったように膨らんでいた。全身に震えが走った。
(もう引き返せない…あっ、もう濡れてる…)
「どうしたの?」
「いえ…」
ネグリジェは、首まわりにフラワーアップリケが飾られたシースルータイプだった。ネグリジェを羽織ると乳首が透けて見えた。
(恥ずかしい…)
「前ボタンを留めなさい」
「はい…」
「それでいい。さあ、ベッドインだ」
養父はベッドの脇に備え付けてあるナイトランプを点けてから、室内灯をOFFにした。
紗綾は仰向けの姿勢でベッドに横たわった。透けている乳房を手のひらで隠して、目を閉じた。
「さあ、コニャックでも飲むかな」
養父の声。お酒臭い口でキスされるのはイヤだ。紗綾は眉を寄せた。
待っていると、養父の足音が近くに聞こえた。お酒の匂いもした。
「さーちゃんもコニャック飲むか?」
「いえ…」
養父はベッドに入ってきた。自然と身が硬くなる。
鼻の下と唇の下に指を掛けられた。
「はっッ」
無理やりに、口をこじ開けられた。養父の唇が口の中に入ってきた。養父が口を開けた瞬間、液体が流れ込んできた。喉がヒリヒリと焼けるような感触。思わずひくつく。お酒だ。吐き出そうとしたが、舌を入れられ、口の中にアルコールが沁み渡っていく。喉の奥で咽せた。
ディープキスされながら、指で髪を分けられた。耳の中の横筋を摘まれ、擦られる。
(いやっ!)
養父の左の指、ネグリジェの上から乳首を摘まんできた。
(やめて…)
呼吸が苦しくなってきたとき、舌は抜かれた。
「ああ、……ン、あ、…ン、ああ、いや…ん」
「耳も感じるし、乳房…とくに右が感じるんだろう」
乳首は捻られ、縦に擦られてゆく――。
「やめて、許して、あ、……ン、あ、……ン」
「いい鳴き声だ。可愛いよ。いつからオナニーしてる?」
左の乳首を擦られながら、養父の左手は、ネグリジェとショーツ越しに股を弄ってきた。
「もう、許して」
泣き声になった。
「いつからここを濡らしているの? 言わないと乳首もっといじめる!」
「痛い!お願い、やめて」
「中学でオナニー覚えたの?それとも小学校?」