厨房 恵子と瞳 乱入-5
ジュブ、ジュブ、ジュブ。瞳の横で卑猥な水音と恵子の喘ぎ声が響く。
「ああん、板長さん、こっちもこっちも、ああん、早くう」
焦れた瞳は板長を催促したが、旭の結合部分をじっと見つめたまま、板長は動こうとはしなかった。
「板長さん?どうしたの?しないの?」
訝し気な表情をしながら瞳は板長を振り返った。
瞳の視線を痛いほど感じた板長はポツリとつぶやいた。
「ど、どうやったらいいんでぇい…」
「えっ?」
瞳は自信なさそうな板長の顔を見て、あることを想像した。
「い、板長さん!ま、まさか!」
吃驚した瞳は板長の両手を掴むと板長の体を揺すった。
旭の方も隣で肩を落とす板長を見て、瞳と同じことを想像した。
「板長、まさか!」
旭も余りの衝撃で、恵子に打ちつけていた腰の動きを止めてしまった。
しかし、恵子だけは3人の状況には全く関係なく、動きの止まった旭の腰に自分の股間をぶつけながら、立ちバックの自由度を満喫していた。
「あああん、あああん、いいわ、あああん」
「板長さんって童貞なの?」
瞳が恐る恐る聞いた。
「うっ…」
板長の声が詰まる。それが童貞だと認めたようなものだった。
「ウソでしょ…」
瞳に驚きの表情が浮かんだ。
「それが本当なんです…」
すっかり威勢のいいべらんめぇ調も抜けさり、板長は俯いて答えた。
「あああん、いいわ、いい、立ちバック最高―、あああん」
瞳以上に驚いたのは旭だった。
「げえええええ!板長ってオレくらいの歳に女が4、5人居て、チンポが渇く間も無かったはずじゃ!」
「お気に入りのエロビデオが4、5本ありまして、それで毎晩シコシコと…」
板長は旭に対しても丁寧な口調で、恥ずかしそうに顔を赤らめながら正直に答えた。
そんな板長に面喰った旭と瞳は、お互いに見つ合うとしばらく動かなかった。
「あああん、いいのお、いいのお、あああん」
相変わらず恵子だけ自分の世界を築いていた。