レイプ犯 湯島武史-3
武史がいくらレイパーを卒業しようとも事件は未解決。警察は当然極悪連続レイプ犯を追っていた。しかし捜査の指揮をとっていて一番犯人について詳しかった瀬川涼子が消えてしまった警察は決定的な手がかりを掴めていなかった。
この街にある女性が帰ってきた。以前の彼女を知る者からすれば全くの別人に見えるだろう。スレンダーな肉体、しかし豊満な胸、サラサラとした品のいい茶色の長い髪…。久し振りにこの街に帰って来た。
「久し振りだなぁ…。」
丈の短いワンピースを着たいい女。周囲の男の視線を一身に浴びていた。
「さてと…元気かなぁ…?」
その女が思い浮かべるのは湯島武史だった。彼との再会を心待ちにしていた。その女性が向かった場所…、それは警察だった。
「復職を認めていただきありがとうございます。」
署長に挨拶し制服に着替え早速職務についた。
勤務を終え、その女性は密かに制服と手錠を持ち出し署を出て街を歩く。
「喜ぶだろうなぁ…、本物の警察の制服と手錠!楽しみ〜!」
どうやら警察プレイをするつもりらしい。調べてあった武史の家へと向かう。
武史の家に着いた。
「ん?」
表札を見て表情が曇る。
「湯島武史・絵里…?優里じゃないの…?」
眉間に皺が寄る。女性は次第に怒りがこみ上げてくる。すると遠くから人影が近付いてくるのに気付く。ささっと物陰に隠れた。
「優里とだったらこんな楽しい結婚生活できないんだからね?離婚して私と一緒になって幸せでしょ?」
「ああ。俺もまさか双子の妹とこんなラブラブになるとは思ってもなかったよ!」
そんな会話をしながら家に入って行った。
「双子の妹…?ふ〜ん…優里じゃないんだ、あの女…。」
うっすらと浮かべた笑みは寒気がするほど怖かった。
「目標達成したお祝いに警察プレイさせてあげようと思ったのにな…。優里には適わないって思ったから身を引いたのに違う女とラブラブ…?許せないなぁ、そう言うの…。」
ポケットの中に入れていた手錠を握る手に力が入る。一度視線を地面に向けた女はゆっくりと顔を上げる。その表情はどんな犯罪者よりも恐ろしいものであった。そして低い声で呟いた。
「私を裏切るとはね…。フフフ、許せないわよ?」
そして鍛えに鍛えた膣をキュッキュと締め付けながら冷たくニヤリと笑ってこう呟いた。
「逮捕しちゃうぞ…たけちゃん…?」
〜レイプ犯・湯島武史 完〜