不可抗力だもんね-7
「か、和也ぁ はぁ…… お願い………… 最後は はぁ…… 正常位で…………」
美咲さんはベッドに背をつけたかと思うと、
息を荒げたまま手招きで僕の体を呼び寄せた。
「せ、正常位でって言われてもどうすれば…………」
「はぁ…… いいからこっちに はぁ…… いらっしゃい?」
僕はその手に誘導されるがまま、そっと身体を美咲さんに重ねると、
文字通り正常位のような体勢で股間を下着に押し付けた。
「んんっ…… そうっ そのままゆっくり腰を………… はぁっ……
そうよっ もっと激しく………… んんっ…… いっぱい擦りつけて…………」
陰茎を濡れた下着に当てがいながら、ゆっくりと割れ目に沿って擦り上げる僕。
ときおり先端がクリトリスに当たるたび、
美咲さんの口からは何とも言えない悩ましげな嬌声が漏れ聞こえてきた。
「やっ…… 和也ぁ………… もう我慢出来ないよっ…………」
軽く腰を上げたかと思うと、するりと下着を脱ぎ捨てては、
僕の陰茎をじかに当てがいはじめる美咲さん。
「だ、駄目ですってば………… んっ…… ホントにそれだけはっ」
「んっ…… わかってるわ………… わかってる…… でもっ あぁっ…………」
そう言いながらも両手で僕の腰を抑えつけ、大きく足を開く美咲さん。
柔らかな秘肉が挟み込むように僕の陰茎を刺激する。
「い、入れなければいいんでしょ? あっ だったらこのまま………… んっ……」
硬く反り上がった陰茎に、ぬるぬるとした美咲さんの蜜が絡みつく。
僕は間違って中に入ってしまわないよう、注意して腰を動かすものの、
ときおりあまりの気持ち良さから、
つい入り口に先端を当てがっては掻き回したりもした。
「やぁっ…… そんな事されたらっ………… んんっ 焦らさないでっ…………」
身体を小刻みに震わせながら美咲さんの強請るような腰つきが悩ましい。
いっそこのまま奥まで入れてしまえば、
互いに気持ち良さを分かち合えるのだろうけど…………
「ごめんね美咲さん………… そのかわりもっと気持ち良くしてあげるから…………」
そう言って僕は先端をクリトリスに当てがうと、
まるでそこに狙いを定めるように、激しく何度も腰を突き上げていった。