不可抗力だもんね-6
「やっ………… すごい………… 和也の硬いのが当たってる…………」
抱きしめるように背中へと手をまわしたまま、
器用に腰を動かし陰部を擦り上げる美咲さん。
その動きはとてもいやらしくて、僕の陰茎もまたいっそう硬くなっていくのがわかった。
「和也もっ………… お願いっ………… もっと腰を動かして感じさせて?」
僕は美咲さんの言葉を受け、両手でおしりを持ち上げるように握ると、
指示通り股間を陰部に擦りつけながら、激しく腰を動かしていった。
「あっ………… いいっ…… もっと…… もっと動かしてぇ……」
生身の女性に股間を擦りつけ、まるでオナニーでもしているような不思議な感覚。
布一枚挟んだ向こう側にもっと気持ちいい場所がある事を知っていながらも、
これはこれで何とも言い難い興奮を掻き立てられてしまう。
「やっ…… もっと………… 後ろ………… 後ろからも突いて?」
そう言うや美咲さんは背中を向け壁に手をつけたかと思うと、
足を開きスカートを捲り上げては、腰を高く突き上げてきた。
「お、お願いっ………… なんなら入れてもいいからっ」
指先で下着をずらしながら、いまだ僕を挑発する美咲さん。
僕はちらりと見えたその秘部に、思わず目が釘付けになってしまうも、
ふと、我に返っては邪念を捨てるように首を左右に振った。
「だ、駄目ですよっ………… ホントに擦るだけですからね?」
僕は美咲さんの腰に手をかけると、おしりに陰茎を押しあてたまま、
割れ目に沿ってゆっくりと腰を動かしはじめた。
「あんっ………… もっと激しくっ………… んっ…………」
「そ、そう言われても………… なんか上手く動けなくて…………」
「んっ………… もっとおしりじゃなくて…………
股の間を擦るように…… そう…… あっ………… んっ…………」
ゆっくりと、次第に動きを速めながら、
美咲さんに言われるがまま股の間で陰茎を出し入れさせる僕。
「んっ…… だめっ………… ホントにしてるみたいっ」
「ぼ、僕もなんだか………… 妙に興奮しちゃって…………」
「い、いいのよ? ホントに…… んっ 入れちゃっても…………」
「だ、だから駄目ですって………… それだけは…… ほ、本当に…………」
こんなやり取りを何度も繰り返しながら、
すっかりその刺激にのめり込んでしまっている僕と美咲さん。
ふたりなのにひとりでしているような、
そんなもどかしささえもが快楽へと変わりつつあった。