にゃんた、働く-4
しばらく待つと、高梨さんが白い白衣を来た30代くらいの男性を連れてやってきた。
「おまたせ。君がにゃんた君だね。かわいいね。」
そういって、店長はやおら頭を撫でた。
高梨さんは呆れたようにそれを見ていた。
「あの、僕は何をすればよいのでしょうか。」
喉が鳴りそうになるのを必死でこらえながらにゃんたは聞いた。
「まあまあ、そんな初日からガツガツ仕事させないから。
まず、うちの方針とか、マニュアルとか、今日はそういうの理解してもらうからね。」
なんだ、今日は仕事しないのか。少し拍子抜けのにゃんたは、店の奥へと通された。