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にゃんた、ドラックストアから、空を見る
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にゃんた、働く-3

自動ドアが開くと、最初に青の白衣の女性社員と目があった。

「あの、睦美ちゃんの代わりの、にゃんたです。」

「ああ、あなたが。睦美さん繁忙期に怪我しちゃうし、飼い猫に仕事押し付けちゃうし、すごいわよね。

私、高梨っていいます。よろしく。

まあ、店長呼んでくるから待ってて頂戴。」


高梨さんはにこりともせず、店の奥へといってしまった。


飼い主を悪く言われてにゃんたは嫌な思いをしたが、
不機嫌な顔をして、これだから猫は、などと思われては心外なので、平然としていた。


店を見渡すとありとあらゆる物が売っていた。

ドラッグストアのドラッグとは英語で薬という意味だと、にゃんたは睦美から聞いていたが、


薬は店の片隅に身を潜めるように陳列されているだけで、実際は日用品や、食品がメインで売られているようだった。



なんだか、違和感がある。にゃんたはそう思ったのだった。


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