想い-10
目覚めた亜希はボーっとしていた。
アナルにはまだバイブが入ったままだ。
亜希は、口の中に残るネバつきが不快に感じ、体を起こし、うつ伏せになって口の周りを拭う。
男は亜希に見られないように頭のカメラを外し、ペニスをしまうと、うつ伏せのまま肘を立てている亜希の右横に座り、左手を亜希の左脇腹の辺りに、亜希に覆い被さるようにつけると、亜希の右肩にそっと触れて、
「亜希ちゃん、痛くなかった?痛くないよね?」
と問うと、亜希は男の方を見ずに頷く。
「亜希ちゃん気ぃ失っちゃってたんだよ?」
「え?ウソですよ…」
「ウソじゃないよ、ほんのちょっと2、3分だけどね。苦しかった?」
亜希が頭を横に振る。
「そっか、苦しくなかったんだね、良かった!どうだった?痛くなくて苦しくなかったんだよね?どんな感じだったの?」
亜希の紅くなっている耳へ、男は口を近付け、矢継ぎ早に問う。
「…………。」
亜希が言葉に詰まる。
「わかんないよね。じゃあもうちょっとしてみようね。」
そう言って再度アナルバイブに触れると、男はゆっくり引き抜いていく。
「っ…!がっ!」
痛みが走る。
塗っていたローションが少し渇いた所為だ。
亜希は止めようと右手を臀部へ伸ばす。
が、しかし、男は亜希の手をベッドに押さえ付けた。
そして徐々にバイブを引っ張ると、小5アナルは拡がっては萎みを数回繰り返し、バイブを完全に抜かれてもヒクヒクと、さながら雛がエサを欲しがるかの様であった。
男は抜いたアナルバイブを、先端から玉2つ程度、それくらいをまた挿入し、また全部抜く。
繰り返される抽送。
亜希はおとなしくなり、動きを抑止しようと伸ばした右手は、男が押さえつける必要もなく、ただ脱力して男の股間の下辺りで、バイブの出し入れの度にピクッ、ピクッと小さな指が動いていた。