和也が求めるなら何だってするぞ?-2
「ふむ………… すっかり眠ってるみたいだな…………」
そう呟いては擦り寄るようにそっと僕の胸に顔を埋めると、
秋子さんは少しつまらなそうな様子のまま、持て余した指先で僕の体をなぞりはじめた。
はじめはくすぐったくもあったが、すぐにそれは心地よさへと代わり、
不覚にも僕の体の一部は、あっという間に大きく膨れ上がってしまっていた。
「!?」
そんな僕の体の異変に気づいた秋子さんは、少しそわそわしながらも、
きょろきょろと周りを見渡しては、右手でゆっくりと僕のそれを上下に撫ではじめた。
親指で亀頭を押したり、握るように袋を揉んだり、
まるで隅々まで触診されてるような淫靡な手つきが、
僕の興奮をいっそう大きく掻き立てていく。
「ううんっ…………」
僕は寝ぼけた振りをしながら、体を横にして秋子さんを抱きしめると、
唇を首筋に当て舌で軽く刺激してみた。
「んっ………… か、和也!? ひょっとして起きているのかっ?」
驚いた様子で声をあげると、確かめるように僕に声をかける秋子さん。
けれども僕は相変わらず目を閉じたまま、
あたかも聞こえていない様子でいまだ寝たふりを続けている。
「な、なぁ? 和也? 寝てる………… んだよな?」
ねだるような甘い声で僕の名を囁きながら、少しずつ手の動きを速めていく秋子さん。
足を絡めながら、胸を押し付けながら、
確かめるように何度も僕の顔を覗き込んでいるのがわかる。
(ああもうっ やっぱりこの人は可愛いなぁ…………)
僕はどうにも我慢が出来なくなり、手をそっと秋子さんの腰へとまわすと、
少しずつ撫でるような手つきでその大きなおしりを触りはじめた。
「んっ………… はぁっ…………ん」
小刻みに体を震わせながら、ギュッと僕の体を抱きしめる秋子さん。
おしりの割れ目をそっと指でなぞると、
激しく背中を反らせながらいっそうきつく足を絡めてきた。
「や、やっぱり んっ………… 起きているのだろ? はぁっ…………」
いまにも泣き出しそうな声でそう僕に問う秋子さん。
さすがにこれ以上意地悪してしまうと後が恐そうだ。
「くすくす…… おかえりなさい秋子さん……」
「や、やっぱり…… んっ…… お、起きているではないかっ……」
少し頬を赤らめながら、慌てて僕に背を向ける秋子さん。
かわいいなんて言葉にしたら、きっと怒られてしまうのだろうけれど、
そう思わずにはいられないほどに、その仕草はとても愛くるしいものだった。