相変わらず君は罪な男だな-8
「んっ…… キスもまた………… 快楽のためには必要な要素よ?」
「し、知ってますけどっ…… あまりされると僕の方が…………」
「あは、ホントだ………… またいっそう堅くなってきたね?
どうしたの? 君はなにか『我慢』でもしているのかな?」
「そ、そうやって意地悪ばかり言ってると………… どうなっても知りませんよ?」
僕は少しムキになって指を奥へと滑り込ませると、
押し付けるように股間を突き出しては、美咲さんの秘部へと擦りつけはじめた。
「あっ!? ま、まって………… いきなり激しくするのはっ んんっ…………」
引ける腰を抑えつけながら、グイグイと股間を押しあてる僕。
指は濡れた美咲さんの秘部を愛撫しながら、
少しまた少しと奥に滑り込ませていった。
「んっ…… あっ…… もっと………… もっと奥に…………」
雪菜や雫と違い、経験豊富な美咲さんは、クリトリスよりも中が感じるらしい。
さすが大人の女と言ったところだが、
僕としてもその方がいろいろやりやすいわけで……
「イキそうになったら言ってください? 途中で止めますから…………」
「なっ!? そんな卑劣なっ………… 私は焦らしプレイなんか求めて…………」
「いえ、結構好きですよね? 美咲さんはそういうプレイが…………」
「んんっ………… 君はホントに…… あっ…… とことん私を悦ばせてくれるのね」
美咲さんの様子を伺いながら、激しく指を動かしては、突然わざと指を抜く。
恨めしそうなその顔を見ながら、何度もそれを繰り返していると、
美咲さんは徐々に顔を歪ませながら、今にも泣き出しそうな表情で僕に哀願しはじめた。
「お、おねがい………… も、もうっ………… か、和也ぁ…………」
「どうしたんですか? すっかり目が開いてますよ?
外見なんて見ずとも想像でカバー出来るんじゃないんですか?」
「あぁっ…… んっ…… だ、だから言ったじゃないかっ…………
君の外見は私の………… 好みだって………… んっ…… あぁ…… またっ……」
赤い下着はすでに多くの蜜に濡れ、僕の指もまたすっかりふやけ上がっている。
いつの間にか美咲さんの腰は無意識に前後に揺れ動いており、
堅く膨らんだ僕の股間を擦りつけては、自らで絶頂を迎えようとしているように見えた。
「駄目ですよ美咲さん………… 勝手にイこうとしちゃ…………」
「やっ…… と、止めないでっ………… もうっ もう無理なのっ…………」
「そこはほら………… 我慢しないと…………」
「…………っ し、仕返し? 仕返しなのっ?」
うっすらと目に涙を溜めながら、眉を潜め唇を噛みしめている美咲さん。
少しやりすぎたかなと思った僕は、その体を持ち上げベッドに寝かせると、
まるで正常位の体勢のように、足を高く抱え上げ腰を押し付けていった。