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野生の悪魔が現れたっ
【ファンタジー 官能小説】

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二つの閃光-3

 頬を赤くしてリズミカルに首を振る澪の頭に手を置いた修一はそのまま吐精に至り、飛び出していく快感に目を細めた。

「んぐぐぐぐぐ! んくっ、んく……んっく……んっ……」

 今朝のミルルの分も入れれば本日六回目となる射精が澪の白い喉を通っていく。
 一番搾りに比べれば大分少ない量になっているが、初めてのゴックンを体験している澪には適量……いや、少し多いくらいだろうか。
 咽喉に飛沫が飛ぶと共にカルキ臭が広がり、ドクッドクッと脈動する陰茎に口内を圧迫されながらビュクッビュクッと熱い液体が吐き出されていくのだ。
 修一に快感を与えることができたという幸福感があるとはいえ、射精が止まると見るや否や、本能で生命の危機を察知したかのように逸物を吐き出し、咳き込んでいた。

「澪は飲み込みが早いな。さっきは歯を立てるようなレベルだったのに」

「北野さんが上手だから……」

 息を乱して言う澪に、後処理中の友美は顔を赤くした。

「そ、それって、私がエッチってことかな……?」

「教え方の話だけど……」

「あっ……」

 友美は自分の思い込みに更に顔を赤らめる。
 そんな独特のリズムで言葉を交わす二人の頭に手を回り込ませた修一は、催促するように股間へ押し付けるのだった。

「二人とも、俺の前ではエッチになってくれるんだろ?」

「「あ……」」

 萎れ始めた肉塊を前に、どちらともなく舌を伸ばしていた。
 授業が終わるまでフェラチオをするようにと命令が下されているため、イかせても続ける必要がある。
 実際、澪への口内射精は数学が始まってから二回目の射精で、一回目は友美が口で受け止めている。

「んふっ……はぁぁっ、んああぁ……」

「んっ、あふぅんっ、ちゅぷっ……へうん……ああ……」

 コンビネーションとまでは呼べないものの、友美と澪とのダブルフェラは徐々に呼吸を合わせている。
 基本的には左右に別れて舐め回すのだが、友美がハーモニカを吹くように唇を押し付ければ澪も反対側から真似て共演してみたり、澪が咥え込めば友美は根本や玉へ下がったり。
 そんな奉仕がイったばかりの愚息に施され、修一は早くも再起の兆しを感じていた。
 悩ましげに腰を捩っている冴子を始めとした周囲からの性的興奮を眺め、股間からの溶け合う熱い吐息や籠った水音などを聞き、肉棒から玉にまで這う口舌による快感に身を委ねる。
 その頭の中は次の展望……学校ハーレム化を見据えていた。
 修一にとってそれは必要不可欠なこととなりつつある。
 例えば、クラスメートのオナニー陣が声を押し殺しているのは隣のクラスに聞こえないように注意を払っているからだ。
 従って、冴子も声を大にして絶頂報告を上げられない。
 クラスハーレム化によって授業中でも友美や澪が肉棒を舐めしゃぶっているわけだが、逆に言えば、それくらいが限界なのである。
 しかしながら、学校丸々修一の色欲に染め上げることが出来れば、隣のクラスのことなど気にせずヤりたい放題のことができるのだ。
 
「んふっ、んふっ、んんっ! んふぁ……跳ねた」

「また硬くなってきたね。エッチなことでも考えてるのかな? れろ……ちゅっ、あむぅん……はぁ……」

 友美の言うように、修一は学校ハーレム化成功のことを思うと興奮を隠せないのだった。
 学校ハーレム化とはつまり、数少ない男子を学校から追い出して、且つ、残った女子生徒全員に四つの催眠を刷り込んである状態。
 下級生、同級生、上級生問わず修一を見ただけで発情し、修一から与えられる性的興奮を一番の至福とし、修一へ性的興奮を与えることに一番の歓喜を覚え、修一の言うことには何でも従う、ということだ。

「んふぅぅっ、じゅるる……んふっ……」

 例えば朝、校門を潜って直ぐに手近な女の子に野外奉仕させても誰も何も言わない。
 寧ろ自主的に奉仕に参加して、あぶれたものは羨みながら自慰に耽るだろう。

「れろぉぉ……んっ、グボっグボっ……ぱはぁ……はふぅんっ……」

 例えば、各学年一の美少女を三人並べて、ハメ比べることができる。

「あ……またネバネバしたのが出てきた……」

「啜ってあげて?」

「うん……ズズズっ、ん、ズズズ……んはぁ……美味しい……」

 例えば、処女幕を突き破る感動は処女の数だけ堪能できる。
 例えば尿意を催したとき、適当な子に命じれば便器にさせることができる。
 例えば女教師を犬のように連れ回しても周りは女教師を蔑むだけで、闊歩している修一には熱い視線しか送らない。
 例えば……。

「友美」

「はむっ、んふぅぅぅぅぅっ、んふぅんふぅ、んッんッんッんッ……」

 学校ハーレム化には想像を絶した快感の可能性が無限に秘められている。
 次々に浮かんでくるシチュエーションに修一の興奮は限度を知らず、名前を呼ばれた友美は更に興奮を煽り立てながら快感を重ね、射精まで導いていった。

「んぐううう! んッ、んぐっ、んくっ……んっく……んっく……んふ……」

 喉を鳴らす友美の髪を撫でている修一は、やはり友美への想いを閉じ込めてピンクな未来を目指すと決めた。

 

 朝と変わらず、昼休みを迎えた屋上の上空には突き抜けるような青が広がっている。
 そこには、やはり朝と変わらず淫靡な光景が広がっているのだった。

「これが未経験だって?」

 そう言って修一は目の前の花弁から焦点だけをずらし、あまりの恥ずかしさに真っ赤になっている美貌を見上げた。
 


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