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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『SWING UP!!』第14話-25


 生まれたままの姿になった二人は、ほとばしる感情のままに、互いの身体に絡みついて、深く熱く愛しあっていた。
「あ、ああっ……や、やまとぉ……」
 彼の手によって、全身に愛撫を受けながら、桜子は沸きあがる愉悦に喉を震わせている。心の奥底で繋がった想いが、さらに激しい快楽を生み出して、桜子の心身をいつにない心地よさで、隅々まで満たしていた。
「もっと……もっと、抱き締めて……」
「ああ……」
 絡まりあった二の腕に、力が込められる。胸元に沈む彼の頭を、乳房の形が変わるほどに強く押し付ける。
「いい匂いがする……」
「ふふ……大和、甘えんぼさんだね……」
 その髪に口を寄せ、溢れる愛しさのままに、桜子は何度もキスを送った。

 はむっ……

「あ、んっ……」
 乳首に、大和の唇が吸い付く。強い刺激が先端ではじけ、それはそのまま、桜子の身体の至るところに、言い知れない幸福を混ぜた悦びを散らせていった。

 ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ……

「お、おっぱい、吸って……あ、ン……」
 大和はこうやって、“おっぱい”に甘えることが多い。まるで赤子のように、無心に乳首に吸い付いて、出るはずのない乳に変わる何かを、求めているようにも思える。
「大和……あたしの、大和……」
 その姿に、母性本能を激しく揺すぶられて、桜子はもう、たまらなくなってしまうのだ。

 ちゅっ、ちゅぱっ、ちゅぱちゅぱっ、ちゅっ、ちゅううぅぅ……

「ン、んふっ、あっ、ぅんっ……!」
 舌の先で絡め取られ、唇に吸いつかれて、それを思い切り口内に吸引される。
「あふっ……ん、くっ……んんっ……!」
 母性と併せた愉悦が野火のように広がって、桜子を、果てなく悶え燃え上がらせていった。

 ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ……

「ンッ……ん、んんっ……んふぅ……」
 無心に桜子の乳首に吸い付く、大和。母乳は出るはずもないが、吸われる度に、それとは違う、形を持たない母性という名の情愛が、乳首の先から大和の中に注がれていく“まぼろし”を、桜子は確かに感じていた。

 ちゅぱっ…

「んっ……もう、いいの……?」
 大和の唇が、乳首から離れていった。言い知れない寂しさが、大和の唇の感触を残す乳首に生まれ、桜子に寂寞の感情を生み出す。
「あ、ん……」
 だが、大和の舌先が、乳房を伝うようにして腹部まで一気に下りると、そのくすぐったさに寂寞が消えて、桜子はわずかに身を捩らせた。
「んふっ……くすぐったいよ……」
 臍の周りを、大和の舌が突っついてくる。そのままどんどんと大和の頭は下りていき、太股の内側にまで舌先の感覚がやってきた。
「あふっ……んっ……」
 じれったいもどかしさが、内股から全身に伝わる。乳首を吸われていた時から、その奥は熱い潤みを発していて、刺激を求めて震えていた。

 ふっ…

「んっ!」
 息を、吹きかけられた。綺麗に手入れをされている陰毛が、大和の起こしたそよ風になびく。そのかすかな動きにさえ、桜子の女陰は、敏感に反応していた。
「キラキラしてる」
「やっ……い、いわないでよぉ……」
 あふれ出す愛蜜によって、桜子の“花弁”は、その表面にきらめきを帯びていた。
「綺麗だ……」
「あっ……」
 大和の息づかいを、“花弁”で感じる。つまり、その近いところまで、彼の顔が来ているということである。

 ぴちゃ…

「ん、うっ……!」
 柔らかくも熱い感触が、内股の奥に“電撃”を走らせた。大和の舌先が、蜜に濡れた桜子の陰部に、辿りついたのだ。


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