契約B-1
翌朝。
ミルルの猛攻を何とか一発でかわした修一は、まだ早い時間帯の職員室へ赴くことが出来た。
クラスメートの登校パターンは決まっているらしく、友達と登校する者はほぼ毎日一緒に登校し、朝練のある者はほぼ毎日朝練があるようだ。
従って、下駄箱に張り付いているよりはトイレに行く時など一人になる機会を見てモノにするのが賢明なのである。
しかし教師勢は理事長以外既に彼の肉人形と化している。
理事長は高齢な老女のため、肉人形ではなく絶対服従のみの状態に止まっていた。
そんな、理事長以外は大人のフェロモンを醸し出す女教師奴隷のみがいる職員室へ赴いたのは他でもない。
全員が彼にひれ伏している現実を知らしめ、同じ性奴隷仲間であることを教えてあげるためであった。
「ようっ。冴子」
入室して早々、偶々目についた鈴木冴子(すずきさえこ)に向かって修一は堂々とそう言ってのけた。
「お、おはッよう。片桐君……」
その態度に冴子は注意を促すどころか悩ましげに眉を歪め、頬を上気させている。
冴子のみならず、誰も彼を咎めずに密かに腿を擦り合わせているのだった。
「おい敦子っ。言い付けは守ってきたんだろうな?」
「えぇッ……ぁぅッ……」
敦子は軽く腰を捩り、机の上に座る修一へ熱い視線を送った。
「渡せ」
修一が右手を差し出すと
「んんッ……他の先生方の前なのに……」
と言いながらも、要求された物を手渡す。
「いい子だ」
修一は手にした物体を暫く観察した後、職員室内に向かって命令を飛ばした。
「よぉし、お前らっ。他の先生に俺が誰なのか教えてやれっ。パンツ脱いで、股を開いて、俺の名前を呼んでみろ」
それには全員が抗えない。
あっちで躊躇いないながらもショーツを下ろし
「修一様ッ……」
と声がすれば、こっちでも
「んぁ……修一様……」
と声がする。
当然敦子も
「修一様ぁぁぁ……」
と言いながら他の教師と同じ様に肘掛けに膝裏を乗せ、ぱっくりと股を開いている。
「解ったろ? ここにいる全員が俺の言うことを何でもきく、奴隷だってことが」
修一の言うように、彼の命令に背いた者は一人もいない。
全員が辺りを窺い、皆同じなんだと不思議な安堵を覚える。
そして、修一に視線を戻すと淫蜜を滴らせた。