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生徒会!!!
【学園物 官能小説】

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秘密と偽物-5

「んぅ……」
「はっ」
ばっ!と胸から手を離してソファと距離をとる。
俺と先輩はあくまで偽物の恋人だ。そういうことは、先輩の口から「好き」って聞くまでお預けお預け。
しかしどうしたものか。先輩は寝返りをうってパジャマ――前をボタンで留めるタイプ――が乱れてしまっている。
好きな人のこんな姿を見て、俺の股間がおとなしくしてくれるわけがない。
落ち着け大丈夫。何か考えろ。……杏ちゃんは何がしたかったんだ?まさか寝ている先輩を襲えってわけでもないだろうに。
「んふぅ……ん……」
それにしても先輩の胸は最高だな。ほどよい大きさで揉みごたえも……ってそうじゃないだろ!
「う……ん」
先輩が眠気眼(ねむけまなこ)でこちらを見る。
「おはようございます、先輩」
「ん、おはよう翔太く………………え?」
先輩は目を点にさせた。
「あ、れ……?私の部屋、だよね……」
部屋の中を見回して自分の部屋かどうか確認する先輩。先輩!乳首が見えてますアウトです!
「しょ、大神くん、どうしてここ……」
先輩の視線が俺の下のほうを向き、次いで自分の状態を確認して顔を上気させ、両手で胸を隠す。
「へ、変なことしてない、よね?」
「変なことってなんです?具体的に言ってもらわないとなんとも」
などと俺はとぼける。
「へ、変なことは変なことよ!つまりその、恋人たちがするような、こと……」
「俺たち恋人なんで、何も問題ないですね」
「に、偽物なんだから、そこまではダメ!」
「そこまでとは?」
「っ〜〜!とにかく着替えるから出てって!」
半泣きの先輩に追い出されてしまった。
さて、偽物の恋人である先輩にどうやって「好き」と言わせるかな……。


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