少女の蜜液-5
「さあ、ベッドにいこう」
左手を少女の肩甲骨の下に差し入れ、右手は膝の裏側に―。紗綾を抱きかかえた。
「話すから…」
「ん?」
「乱暴したら、お母さんに全部話します」
「おまえにお母さんはいない。知っているだろ?話したければ、話すがいい…」
少女をベッドの上に投げつけて、パソコンテーブル下の引き出しから、手錠を取り出す。
紗綾は身じろぎもせず、虚空を見つめている。
「関谷刑事に話します」
「憎まれ口をたたくな!」
右のにのうでを引っ張り、手首に手錠を掛けた。
「いや!」
横手から少女の胸の上に覆い被さって、白い頬に触れると、紗綾は反射的に顔を左側に捻った。
長い髪を指で押し流して、頬全体を露わにする。
「ニキビひとつないじゃないか」
(可愛い。なんて、可愛いんだ)
仄かに赤味が差している白い頬に吸いついた。チューチューと吸ってから、舌を転ばす。
舌の先端を包んでいるのじゃないかと錯覚してしまうほどの柔らかい頬だ。勝雅は感動を覚えた。
「いやっ、いやだから……あ……ン」
舌を転ばしながら、髪を掻き分け、耳に触れてみた。意外に大きい。ふっくらした耳朶を摘んでから、上部分の耳介の中に指を入れて、横に走っている筋を優しく撫でた。
「ここも感じる筈だ」
勝雅は舌をすぼめて言った。
「あ、…… あ、……あ、……」
少女は口を半開きにして、息を吐くように喘いでいる。
(こんなに感じるとは!!)
「クリちゃんに押し当ててあるローターで、もう少し気持ちよくなろうか」
「ぃゃ……」
「だいじょうぶ。怖くないから」
勝雅はからだを起こして、紗綾の両方の手首をお腹の上あたりに持ってきて、右手首にも手錠を掛けた。ポケットから遠隔ローターの液晶パネル型リモコンを取り出して、10段階のバイブレーションシステムを5に合わせた。
「さあ、スイッチ入れるよ」
紗綾は瞳を閉じた。白い頬がぷるっと強張り、まぶたの下に哀しみが滲む。
「あっっ、あっっ、あっっっ、あっっっ!」
白い頬がピクッピクッと痙攣を起こして、呼吸は乱れ、スーと整った鼻は息を大きく吸い込んでゆく。唇は半開きになって震えが止まらない。
生まれて初めて、強い刺激を受けた、少女の陰核は、包皮を脱いで、硬く尖り、焼けるように熱くなっていることだろう。