投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

Twin's Story 外伝 "Hot Chocolate Time 2"〜拘束タイム(若奥さん)
【若奥さん 官能小説】

Twin's Story 外伝 Twin's Story 外伝 Twin's Story 外伝 Twin's Story 外伝

拘束タイム-1

 昨年12月に結婚したての修平と夏輝は、小さな一軒家を借りて、夏輝の母親陽子とともに暮らしていた。警察官になった夏輝は、現在二丁目の交番に勤務、修平は大学で教職の免許を取得し、現在地元の公立中学校の保健体育科の教師を務めていた。

 8月のある日。
 ぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽん!
 ドアチャイムがけたたましく鳴らされ、キッチンに立っていた夏輝は眉をひそめた。「何なの?また訪問販売?」
 夏輝は濡れた手をタオルで拭いて、スリッパをぱたぱた言わせて玄関に向かった。「まったく、やかましい鳴らし方しやがって・・・。速攻追い払ってやるっ!」
 夏輝はドアの前で一度気合いを入れ直し、大きく息を吸ってノブに手を掛けた。
 ガチャ。夏輝がドアを開けたとたん、修平が大きな荷物をそこに放り出して、彼女に抱きついてきた。「夏輝夏輝夏輝夏輝っ!」そして無精髭がちくちく伸びた顔を、夏輝の首筋に擦りつけ始めた。
 「しゅっ、修平!」
 「夏輝夏輝夏輝夏輝っ!好きだ!愛してるっ!」
 修平は夏輝の身体中の匂いをくんくん嗅ぎながら、そこにひざまづき、太股にしがみついて、エプロン越しに頬ずりし始めた。「夏輝っ!会いたかったっ!」
 「ちょ、ちょっとちょっと、修平、玄関先で恥ずかしいでしょ。とにかく中に入りなよ、まったく・・・。」

 修平は夏輝の身体にずっとしがみついたまま、引きずられるようにしてリビングに入った。彼女は修平の荷物を床に置いて、ようやくその夫の身体を引き離した。「何なのよ、いきなりびっくりするじゃない。」
 「俺、もう、が、我慢できねえ!」
 飛びかかってきた修平をよけて、夏輝は彼の腕を掴み、捻り上げた。
 「いて、いててててて・・・。」
 「とにかく落ち着くのっ!」

 修平はソファに座らされた。夏輝は前に立って腰に手を当て、顔を上気させて荒い息づかいの修平を見下ろした。修平は顔を上げ、子犬のようなまなざしでその新妻を見上げた。「夏輝・・・。」
 「まったく、どうしたってのよ。」
 「俺、溜まってんだよっ!」修平は座ったまま、落ち着かないようにソファの上で何度も跳ねた。
 「たった三日家を空けただけで?」
 「お、おまえを二晩抱けないってのは、俺にとっては拷問だ。」
 修平は中学校保健体育科教師の実技研修に参加するために、二泊三日の日程で県の教育センターに出かけていたのだった。
 「しっ、しかも、二日目の実習なんか、マウスツーマウスの人工呼吸のやり方でよ、俺、思わず人形に舌差し込んでフレンチキスしちまったんだ。」
 「な、なに恥ずかしいコトやってんのよっ!」夏輝は赤面した。
 「こっ、ここに座れよ、夏輝っ!」修平はソファの座面をばんばんと叩いた。
 「あたしが今、あんたの隣に座ったら、絶対押し倒されるね。」
 「だ、だめか?」
 「当たり前でしょっ。まずは風呂、それから食事。わかった?」
 「わかった!」修平はひどく嬉しそうな顔で立ち上がり、その場で服を脱ぎ始めた。「早く入ろうぜ、夏輝、早くっ!」
 「ばか!一人で入るの。あたしがごはん作ってるってことぐらい、この格好見ればわかるでしょっ!」
 「えーっ!」修平はひどく残念そうな顔をした。
 「もうあたしはシャワー済ませた。それに今あんたと一緒に入ったりしたら、絶対レイプされるから遠慮しとく。」
 「しねえよ。しねえから、もう一回入んねえか?俺、絶対おとなしくしてっから。」
 「嘘つけ!」夏輝は修平の耳を引っ張った。「あんたの好きなコロッケ揚げてやっから、とっとと入ってきな。」そして彼女はすでに全裸になっていた修平の背中を押してバスルームにたたき込んだ。
 「どうしたんだ?夏輝。」奥の部屋から、母親の陽子がやってきた。「修平、帰ってきたみたいだね。」
 「もう、聞いてよお母ちゃん。」
 夏輝と陽子はキッチンに並んで立って話し始めた。
 「修平、えらく溜まってるみたいでさ。」
 「若いね。」陽子はにこにこ笑いながら言った。「付き合ってやりな。三日ぶりだろ?あんたもそろそろ限界だったんじゃないの?」
 夏輝は少し赤面して言った。「実はそう。」

 数分とたたないうちに修平はバスルームから出てきた。
 「早っ!」陽子が振り向いて言った。
 「こらっ!しっかり洗ったのか?隅々まで。」夏輝が言った。
 「洗ったよ。ちゃんと。」
 「しっかり洗ってなかったら、抱かせてやんないからね。」夏輝はボクサーショーツ一枚の修平の身体の匂いをくんくんと嗅いだ。ちゃんと石けんの匂いがしていた。髪もいつものシャンプーの香りがしていた。
 「あんた、どうすればこんなにダッシュで風呂に入れるわけ?」
 「メシ、早く食っちまおうぜ、夏輝っ!」

 食事の時も修平はずっとそわそわしていた。そればかりか、食べながら少しずつ夏輝の方に椅子を近づけながらにじり寄っていき、しまいには彼女にぴったり身体を寄せて、ビールの最後の一口を飲み干した。
 「修平、あんたの考えてること、手に取るようにわかるね。」向かいに座った陽子が、箸でたくあんを一切れつまんで言った。
 テーブルにコップを置いた修平は、夏輝の肩を抱き、顔を至近距離まで近づけてにっと笑いながら言った。「俺が食器片付けっから、おまえ寝室で待ってろ。」
 「なんで?疲れてるんでしょ?いいよ、気い遣わなくても。」
 「いや、おまえが片付けてんの、俺、絶対邪魔するような気がすんだ。」
 「は?邪魔する?」
 「俺、ムラムラしちまって、きっと後ろから襲いかかっちまう。」
 「あははは、可能性はあるね。」陽子は噴き出した。
 「だから、俺に任せろ。」修平は夏輝の背中に手を回し、エプロンを外した。外しながら夏輝の唇を吸った。
 「まったく、人目を憚るなんてこと、できないのか、修平は。」陽子が呆れて言った。


Twin's Story 外伝 Twin's Story 外伝 Twin's Story 外伝 Twin's Story 外伝

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前