過去の記憶-3
なに下向いてるんだよ。俺の方をじっと見るんだろ?」
昔と変わらぬ言い方をする斉藤。昔の事を忘れ恥ずかしそうにする美香。
初々しく恥じらいながら、斉藤の目を見る美香。
ジーンズのボタンに手をかけ、外すと、下もゆっくりと脱いでいく。
徐々にブラと同色のパンティが露になってくる。
膝を曲げ片足ずつ上げ脱いでいった。
3年振りに見る美香の下着姿。程よく肉が付いたような、妙な色っぽさが増していた。
「いい身体してるじゃねぇか。あの旦那にゃあもったいねぇな。で、次は何をするか。
俺が何を言うか覚えてるか?」
斉藤は美香の目の前に立ち美香を試した。
「次は・・・覚えてない・・・わ」
美香は嘘を付いた。
何度も何度もさせられた事が身体に染みついていた。
しかしそれを認めたくも、斉藤に知られたくもなかった。
「忘れたの・・・か?ふふっ。まぁいい。しょうがないから、
最初から教えてやるよ」
以前調教した女をもう一度最初から調教できる喜びに斉藤は興奮していた。
「次は・・・上から。俺の服を脱がすんだよ。ボタンを外して。
服を脱がしたら、乳首にキスをするんだよ。下は・・・言わなくてもやってくれよな」
無言のまま、手を伸ばし細い指で洒落た開襟シャツのボタンを上から一つずつ外していく。
よく日に焼けた上半身が露になってくる。浩二に負けず劣らず引き締まった肉体だった。
脱がす。というより、そのまま床にシャツを落とした。
目の前には小さな乳首。パサッというシャツの落ちる音。
その瞬間、頭ではなく、身体が勝手に動いていた。
チュッとキスをするとそのまま口に含み舌を尖らせ上下させる。
目は上目遣いで斉藤を見つめ、両手でベルトを緩めボタンを外しチャックを降ろすと、
ストンとズボンが滑り落ちた。
右手は下に残ったまま、トランクスの上から指を這わせ上から下へ・・・下から上へと
なぞるように肉棒を滑らせた。
「・はぁ・・ふふっ・・思いだしたみたいだな・・」
そう・・・昨夜ベッドで浩二にしようとしていた事。浩二には最後までできなかった・・・が、この男にそんな遠慮はいらなかった。否、しなければいけなかった。
乳首から離れた舌はそのまま斉藤の体に這わせたまま下半身へと降りていく。
ずっと上目遣いのまま膝を曲げてしゃがんでいく。
トランクスのゴムの所に舌が到着すると舌をようやく離し口の中に戻した。
まだ無言のまま両手を腰にかけてズボンと同じ所までトランクスを降ろした。
何度も突かれた肉棒が垂れ下がって目の前にある。
まさかまた目にするとは思いもしなかった、浩二のとは比べ物にならない大きな肉棒に
恐る恐る舌を伸ばした。
チロッ・・・
亀頭を口に含み舌を回すように先を舐める。頭を前後に動かしながら徐々に奥まで咥えていく。
ジュプッ・・・ッジュップ・・
唾液を口の中いっぱいに溜め吸いながら激しく頭を動かす・・・と、徐々に肉棒が硬く大きくなっていく・・・
「っ、うっはぁっ・・・久しぶりの割には・・・随分上手いじゃねぇか・・・っ
旦那にもしてやってるのか?」
浩二の事を言われると今している行為に罪悪感を感じ逃げ出したくなる。
しかし浩二にバレない為にはするしかなかった。
質問には答えず、一度口から離すと裏筋に舌を這わせ先から根元、根元から先へと舐めていった。
ここでイカせることができれば・・・早めに帰れるかも知れない。
淡い期待を胸に、肉棒を握りながら口に咥え激しく激しく頭を動かした。
以前、浩二にした時は動いた瞬間に口の中に苦い精液が広がり驚いた事があった。
斉藤の様子を伺うが到底発射しそうな気配はなかった。
「っはあぁ・・いいぜ・・・このまま口に出して飲ませてやりたい気もするが、美香にお返しもしてやらないとな」
お返しよりも、帰して欲しいのが本心だった。
無理矢理口から肉棒を抜かれると、溜めていた唾液が口の端から糸を引いて垂れていた。
一度離れクローゼットの引き出しから箱を持ってきた。
「美香が来るからってちゃんと用意してやったんだぜ。見ろよ。懐かしいだろう?」
そう言って取り出したのは両手を縛る為の短めの赤い縄だった。
「ヒャッ・・・そ、そんなの必要ないじゃない・・・早く抱けばいいでしょ?」
ここまでなら・・・斉藤にただ抱かれるだけなら忘れられる。
浩二に悪いと思いつつも一度の過ちで済ませられる。
昔の自分に戻る気はなかった。
「おいおい。約束を破る気か?今日は俺の言うことを聞くんだろう?それとも・・」
ビデオを再生させて再び淫らな映像と大音量の美香の声が響く。
「このビデオを見られたいか?」
有無を言わさぬ斉藤の行動に従うしかなかった。
「わ、わかったわ・・・ごめんなさい。もう逆らわないから・・・」
斉藤は再生したまま消そうとしない。
「自分の姿をちゃんと見るんだ。淫らな昔の自分をな。逆らった罰だよ。目を逸らすなよ?」
次逆らえば何をされるかわからない。
斉藤の恐怖に負けた美香は斉藤に背を向け仕方なく自分が感じている姿を見る事に・・・
斉藤の上に跨り前後左右にやらしく腰を振り絶叫する美香。
結合部は丸見えになり肉棒を咥える秘部がクッキリ見えている。
知らぬ間にビデオに釘づけになっていると、後ろから斉藤の声が聞こえてくる。
「ほら、美香。ブラを外して手を後ろに回すんだ」
まるで催眠術にでもかかったように、抵抗せずブラを外し両手を後ろに回す美香。
赤い縄が絡みつきやがて縛られ自由を奪われた。
つづく