畑上自己満ラジオ@ 二回目-3
畑「アンタさぁ」
上「な、なんっすか? ちょっと顔が怖いっすよ」
畑「私、知らなかったんだけど。なんか、ゲームで主役級の役をさやってるらしいじゃない」
上「はいっす。恐れおおくもやらせていただいてるっす」
畑「しかも、女の子達から人気の高いゲームらしいじゃない」
上「ありがたいっすよね」
畑「どーゆうこと?」
上「どーゆうこととはっす?」
畑「調べみたら、結構固定ファンもいるみたいじゃない」
上「ええ、まぁ」
畑「全く売れてない私を見て、裏で笑ってたんでしょ」
上「いえいえ、決してそんなことはないっすよ。僕なんて、そのゲームに出て人気のある先輩声優さん達のおかげで、ちょっと世間様に知ってただいただけで」
畑「そうよね。実力ないしね」
上「うわぁ、謙遜はするっすけどあっさり言われると傷付くっすよ」
畑「まぁ、アンタのファンらしき人からは一通もメールがないから、まだまだだとはおもってたけどね」
上「そうっすよ。自分、頑張るっすよ」
畑「ちなみにどんなゲームなの?」
上「え、いや、そのっすね……」
畑「なによ、自分のやった仕事に誇りをもってないの?」
上「持ってるっすけど…… あれっす。いわゆるBLってやつでして」
畑「BLって? ベーコン、レタス?」
上「それにトマトを挟んでBLTって、違うっすよ!」
畑「じゃあ、なによ?」
上「ボーイズラブといってっすね」
畑「あー、最近流行ってるってきくやつだ。男同士でヤっちゃうやつ」
上「見も蓋もない言い方っすね」
畑「まぁ、アンタ若干そっちの感じするもんね」
上「そっちの感じって……」
畑「中性的というか? 自分、どっちも美味しくいただけるっすみたいな」
上「いただけないっすよ! 女性がちゃんと好きっす」
畑「私はね、愛って人によって色々な形があると思うから、そこに愛があるなら私はアンタに偏見の目は向けないわ。今まで、社会の倫理からはみ出した自分をさらけ出すのに、躊躇してきたかもしれない。でも、私はこの番組を盛り上げていくパートナーとして、アンタの事を認めていこうと思うの!!」
上「そんな長文で力説されても、自分は女性にしか恋愛感情は抱けないほうっすよ」
畑「ッチ」
上「舌打ちっすか!」
畑「では、今回はここまで。また次回まで、サヨウナラ」
上「サヨウナラっす」
畑「この番組は素人投稿小説サイトpipi `s worldと暖かい読者の皆様の提供でお送りしました」