センタク-9
「亜依ちゃんか。名前似てるね。お姉ちゃん?妹?」
「いえ、あの、きょうだいでも親戚でもなくて、ただ名前似てて帰る方向一緒で…」
「大事な友達なんだ?」
「はい。」
「じゃあなおさら亜希ちゃん何とかしないとね?」
「はい…。」
「続けて。」
「それで変な気分になっちゃって…、」
「変な気分ってエッチな気分?」
そう聞かれ、亜希は恥ずかしくなり顔を赤らめ、頷いた。
「エッチな気分になってどうしたの?」
「帰りました。」
「一旦帰って戻って来たの?亜希ちゃんそんなにエッチな本見たかったの?ハハッ」
「あーゆーの見たこと無かったから…、その…。」
「で、わざわざ戻ってきてまでエッチな本見ながらオナニーしたんだ?」
「はい…、ごめんなさい…。オジサンごめんなさい…。」
亜希は半分泣きながら、顔を真っ赤にして謝っていた。
無職はノートパソコンをいじりだし動画を取り込む。
そして決定的な箇所を何点かキャプチャーして、亜希に見せた。
「亜希ちゃんスゴいエッチなんだね?見てごらん、ほら!」
画面には本を凝視しながらスカートを捲り、下着の中へ手を入れている自分が写っていた。
「亜希ちゃんエッチなDVDは見たことあるのかな?」
「ない…です…。」