センタク-12
ピクッ
左肩が温かい。
男の左手が亜希の背中から手を回してさすってくる。
男は更に、右手に持っていた、例の[ほぼ、バイブ]を、亜希に掴ませ、亜希の意思などお構い無しに、ジーンズスカートの奥の方へと半ば無理に進めて行く。
しかし亜希が座っているため、上手くスカートの奥へ導けない。
「ほら、こうして、……。」
そう言うと、男は亜希の体を起こし、立ち膝の状態にすると、スルリと亜希の手ごとスカートの中へと押し入れる。
亜希はオナニーこそ分かってるが、ロータやバイブなどは使ったことなど無かった。
男は亜希の手から手を離し、
「じゃあDVDみたいに、これでさっきみたいにして…。」
亜希はオジサンに見えないギリギリまでスカートを捲り、[ほぼ]で自身の陰核をなぞる。
「あっ!?あうっ!!」
ボトッ
初めて体験する振動器具の強い刺激に、亜希は思わず手を離してしまった。
(なに…これ…、ヤバいよ?これ…ヤバい。)
亜希は落とした[ほぼ]を数秒見下ろし呆けていると、男がそれを拾う。
「ほら、見てごらん。」
30代で無職の男のベッドの上で、立ち膝の状態でいる小学生の女の子の、少し右後ろで正座のような格好で男が座る。
テレビ画面では女優がバイブを使ったオナニーを見せ続けている。
「女優さん、バイブ気持ち良さそうじゃない?」
「はい…、…」